コラム
私的映画論 森達也
私的映画論 森達也

カジノ誘致を阻止した保守の重鎮と主権在民 映画『ハマのドン』に見るこの国の行方

<自民党歴代首相経験者や山口組などとも深いつながりがあり、保守の重鎮だった藤木幸夫はカジノを推進する自民党政権に反旗を翻す。テレビ版より明ら

2023.05.16
私的映画論 森達也

社会批評も風刺もないけれど、映画『アフタースクール』を甘くみたらダマされる

<いい意味で、軽快。伏線回収も見事。脚本まで手掛ける内田けんじ監督の「決意」が見える。「軽い映画だから」と侮るなかれ> ミステリーとサスペン

2023.04.19
私的映画論 森達也

老人自ら死を選択する映画『PLAN 75』で考えたこと

<舞台は75歳以上で自ら死を選択できる制度が施行された近未来の日本。「自ら選択」と言うけれど──> 小学生の頃は中学生が大人に見えていた。体

2023.03.20
私的映画論 森達也

黒澤明の傑作映画『生きる』のテーマは「生」でなく「組織と個」

<役所勤めとは何もしないこと。命令や指示に従うこと。こうして組織はとてつもない失敗を犯す。ナチスもそうだった。アイヒマンや渡辺課長は僕であり

2023.02.17
私的映画論 森達也

選挙に新たな視点を与える映画『センキョナンデス』の2つの見どころ

<良質なドキュメンタリーかと問われれば否定するが、面白いかとか見る価値はあるかと問われれば、ためらうことなく肯定する> 大学で自主制作8ミリ

2023.02.08
私的映画論 森達也

殺人者の逃避行でも、映画『悪人』に本当の悪人は1人もいない

<映画『悪人』についてネットで検索すると「本当の悪人は誰か」といったフレーズが見られる。でも、本当の悪人は1人もいない。人は環境設定でいかよ

2023.01.05
私的映画論 森達也

180分あれば... ずっしりと重い映画『怒り』は心理描写が物足りない

<最近の邦画は質量が物足りない。要するに薄い。その点、吉田修一原作、李相日監督作の『怒り』はメガトンクラスの重さだ。それでも不満なのは──>

2022.12.16
私的映画論 森達也

『砂の器』のラストで涙の堰が一気に切れ、映画にしかできないことを思い知る

<映画を観ながら号泣したのは、野村芳太郎監督の『砂の器』が初めて。映画は、社会や政治の矛盾や不正の告発をエモーショナルに表現することができる

2022.12.12
私的映画論 森達也

映画『天上の花』に見る昭和の詩人・三好達治 愛と暴力のフォルムは、滅びゆく大日本帝国の写し絵

<戦意高揚詩を量産した三好達治。あくまでも創作だが、この作品での、妻を愛するが故に暴力衝動を抑えられない達治のフォルムは、アジアで暴力の限り

2022.12.09
私的映画論 森達也

自閉症の妹を売って生きる... 文句なしの問題作『岬の兄妹』が見せる今の邦画に足りないもの

<映画宣伝に付き物の「問題作」「衝撃作」というフレーズも、この作品にかかれば全く誇張ではない> コロナ禍が収まりかけて3年ぶりの海外渡航は、

2022.11.17
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