10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
Girl Has 'Miracle' Surgery After Shark Nearly Bites Off Hand

オオメジロザメ(写真はイメージです) Rob Atherton-Shutterstock
<6時間にも及んだ手術の結果──>
サメに手をほとんど噛みちぎられた10歳の少女リア・レンデルが再接着手術を受け、奇跡的に成功したと報じられている。
【動画】緊迫の救護シーン...手をほとんど食いちぎられ、砂浜で手当てを受ける10歳少女
事故は11日、フロリダ州ボカグランデの海でシュノーケリングをしていた際に起きた。
オオメジロザメによるものと疑われるサメの衝撃は世界各地で報じられている。現場に駆け付けた警官のボディカメラ映像には、母親でインフルエンサーのナディア・レンデルが「血だらけ」と述べ、娘の手が「ぶら下がっている」と語る様子が記録されている。
リアは地域で唯一のレベル1外傷センターであるタンパ総合病院に空輸され、そこで手術を受けたとみられる。本誌は電子メールでナディア・レンデルに連絡し、コメントを求めている。
もし手術で手を再接着できなければ、少女は生涯にわたる障害を負う可能性があった。
アメリカ沿岸ではここ数年、同様のサメによる事故が相次いでおり、昨年6月にはフロリダ州ウォルトン郡で45歳の女性と10代の少女2人が立て続けに襲われた。サウスカロライナ州など他の州でも同様の被害が報告されている。
現場の様子を捉えた警官のボディカメラ映像には、砂浜に横たわるリアを救急隊員が手当てしている場面が映っている。一人の隊員は「とても勇敢だね」「本当によく頑張っているよ」と彼女を励ましているのが分かる。
母親は警官に対し、「水深は1メートルくらいだったと思います。娘はいつものようにシュノーケリングをしていました」と説明する。
「それで彼女が突然、水からすごい勢いで飛び出してきて、私も何か叫び声を聞いたのか、よく覚えていませんが、思わずそっちを見ました。そしたら、こんなふうに...」とナディアは声を詰まらせながら、手を水面から持ち上げる動作を真似して見せ、「手がぶら下がっていて、そこら中が血だらけでした」と話した。