最新記事
海洋生物

10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録

Girl Has 'Miracle' Surgery After Shark Nearly Bites Off Hand

2025年6月18日(水)16時50分
クロエ・メイヤー
オオメジロザメ

オオメジロザメ(写真はイメージです) Rob Atherton-Shutterstock

<6時間にも及んだ手術の結果──>

サメに手をほとんど噛みちぎられた10歳の少女リア・レンデルが再接着手術を受け、奇跡的に成功したと報じられている。

【動画】緊迫の救護シーン...手をほとんど食いちぎられ、砂浜で手当てを受ける10歳少女

事故は11日、フロリダ州ボカグランデの海でシュノーケリングをしていた際に起きた。

オオメジロザメによるものと疑われるサメの衝撃は世界各地で報じられている。現場に駆け付けた警官のボディカメラ映像には、母親でインフルエンサーのナディア・レンデルが「血だらけ」と述べ、娘の手が「ぶら下がっている」と語る様子が記録されている。

リアは地域で唯一のレベル1外傷センターであるタンパ総合病院に空輸され、そこで手術を受けたとみられる。本誌は電子メールでナディア・レンデルに連絡し、コメントを求めている。

もし手術で手を再接着できなければ、少女は生涯にわたる障害を負う可能性があった。

アメリカ沿岸ではここ数年、同様のサメによる事故が相次いでおり、昨年6月にはフロリダ州ウォルトン郡で45歳の女性と10代の少女2人が立て続けに襲われた。サウスカロライナ州など他の州でも同様の被害が報告されている。

現場の様子を捉えた警官のボディカメラ映像には、砂浜に横たわるリアを救急隊員が手当てしている場面が映っている。一人の隊員は「とても勇敢だね」「本当によく頑張っているよ」と彼女を励ましているのが分かる。

母親は警官に対し、「水深は1メートルくらいだったと思います。娘はいつものようにシュノーケリングをしていました」と説明する。

「それで彼女が突然、水からすごい勢いで飛び出してきて、私も何か叫び声を聞いたのか、よく覚えていませんが、思わずそっちを見ました。そしたら、こんなふうに...」とナディアは声を詰まらせながら、手を水面から持ち上げる動作を真似して見せ、「手がぶら下がっていて、そこら中が血だらけでした」と話した。

SDGs
2100年には「寿司」がなくなる?...斎藤佑樹×佐座槙苗と学ぶ「サステナビリティ」 スポーツ界にも危機が迫る!?
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

任天堂株が急伸、業績・配当予想引き上げ スイッチ2

ワールド

NZ失業率、第3四半期は5.3%に悪化 9年ぶり高

ワールド

米ケンタッキー州でUPS機が離陸後墜落、乗員3人 

ビジネス

日経平均は続落で寄り付く、5万1000円割れ 半導
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に「非常識すぎる」要求...CAが取った行動が話題に
  • 4
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 5
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    高市首相に注がれる冷たい視線...昔ながらのタカ派で…
  • 9
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 10
    【HTV-X】7つのキーワードで知る、日本製新型宇宙ス…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中