コラム
私的映画論 森達也
私的映画論 森達也

韓国スパイ映画『工作』のような国家の裏取引は日本にもある?

<北朝鮮に潜入した韓国スパイが主人公の『工作 黒金星と呼ばれた男』が描いているのは、陰謀論か> 『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ば

2024.10.31
私的映画論 森達也

無罪確定の袴田巖さんを22年取材した『拳と祈り』は1つの集大成

<『拳と祈り』は巌さんや秀子さんの素顔を捉えたウェルメイドなドキュメンタリー。再審無罪が確定した今、捜査機関による証拠捏造について明らかにす

2024.10.19
私的映画論 森達也

『シビル・ウォー』のテーマはアメリカの分断だと思っていたが......

<『シビル・ウォー アメリカ最後の日』のアレックス・ガーランド監督は政治的な寓話よりも、エンタメ色を強調したかったようだ> 映画を映画館で観

2024.10.12
私的映画論 森達也

台湾映画『流麻溝十五号』が向き合う白色テロという負の歴史

<台湾の白色テロ時代の政治的迫害を描く『流麻溝十五号』には、負の歴史を大切にし、語り継ごうとする姿勢がある> 台湾で1947年に起きた2.2

2024.09.10
私的映画論 森達也

アメリカでヒットした『サウンド・オブ・フリーダム』にはQアノン的な品性が滲む

<昨年の全米興行収入でトップ10入りした『サウンド・オブ・フリーダム』を見て驚いたのは、その荒唐無稽さと最後のクレジットロール> 生身の素材

2024.08.30
私的映画論 森達也

成熟は幻想、だから『ボクたちはみんな大人になれなかった』の感傷を共有する

<いくら年を重ねても人の中身はほとんど変わらないと、誰もがいつか気付く。だからこそ過ぎ去りし日々が重なる『ボクたちはみんな大人になれなかった

2024.07.27
私的映画論 森達也

和歌山カレー事件は冤罪か?『マミー』を観れば死刑判決の欺瞞を実感する

<死刑囚や司法関係者に取材を重ねてきた僕は、日本では冤罪がとても多いと実感している。和歌山カレー事件の犯人は林眞須美死刑囚だと思っているあな

2024.07.04
私的映画論 森達也

『関心領域』が隠した「塀の向こう側」は今もある

<『関心領域』に強制収容所内の映像は一切登場しない。だから、塀の向こう側で何が起きているのか、何が繰り返されているのかを想像する> アウシュ

2024.06.21
私的映画論 森達也

宮益坂のスナックとゆういちさんと西部劇『男の出発』

<アメリカン・ニューシネマの香りがする西部劇『男の出発』は『明日に向かって撃て!』よりずっと秀作だ。宮益坂のでバイトをしていた20代の頃、僕

2024.05.25
私的映画論 森達也

『ありふれた教室』は徹底的に地味、でもあり得ないほどの完成度だ

<小銭の窃盗事件から始まり、事態は予想もつかない方向へ――ドイツの中学校が舞台の『ありふれた教室』は最後まで目が離せない> 「地味」を辞書で

2024.05.08
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特集:世界が尊敬する日本の小説36
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