コラム
私的映画論 森達也
私的映画論 森達也

松元ヒロが被写体の映画『テレビで会えない芸人』に感じたTVマンの歯ぎしり

<舞台はいつも大入り。でもテレビで見ることはまずない──多数派が形成する欺瞞の安定、表層的な調和にヒロさんは笑いの刃(やいば)を突き立てる>

2021.12.30
私的映画論 森達也

様式美がクセになる『男はつらいよ』シリーズの不器用で切ない例外

<旅先で出会ったマドンナに寅次郎が恋心を抱き、相手もまた信頼を寄せる。それでも最後にはマドンナの恋人が現れ、傷心の寅次郎は再び旅に出る──ス

2021.12.10
私的映画論 森達也

薄っぺらで気持ち悪い在日タブーを粉砕した映画『月はどっちに出ている』の功績

<原作・監督・脚本は全員在日。重いテーマがコメディだからこそ深く刺さる。画期的な作品『月はどっちに出ている』が、邦画の世界にもたらした影響と

2021.11.25
私的映画論 森達也

映画『村八分』で描かれる閉鎖性は、日本社会の縮図であり原点

<法よりも道徳が大切? 村ぐるみの替え玉投票を告発した女子高生とその家族に向けられる怒り──テーマはまさしく同調圧力だ> 決め付けて申し訳な

2021.11.12
私的映画論 森達也

話題作『由宇子の天秤』に足りないのは? 春本監督に伝えたいこと(森達也)

<カメラは由宇子と共に動いてゆく。由宇子がいないシーンはほとんどない。徹底して禁欲的な手法は理解するが、見ながら不満がたまってゆく。志は大い

2021.10.26
私的映画論 森達也

「欠点がない」のが欠点 緒方明『いつか読書する日』は熟年男女の究極の物語

<市役所に勤める50歳で妻帯者の高梨と、心に秘めた女性・美奈子。2人は高校の同級生でありながら目を合わせない。美奈子はなぜ今も独り身なのか。

2021.10.14
私的映画論 森達也

遊郭でほぼ完結する『幕末太陽傳』は今も邦画のベスト10に入る

<緻密なストーリーと軽快なタッチ──笑いの後にやってくるラストの疾走は、難病で他界した川島雄三監督にとって必然だったかもしれない> 『幕末太

2021.09.30
私的映画論 森達也

深読みしても無駄? 究極的に変な映画、森田芳光『家族ゲーム』は実験とエンタメの融合作

<伊丹十三演じる父親の目玉焼きの食べ方、家庭教師を演じる松田優作の奇妙な登場シーン──意味不明なシーンだらけなのに、その全てが作品と調和して

2021.09.16
私的映画論 森達也

『祭りの準備』黒木和雄の映画論「ドキュメンタリーとフィクションは全く違う」

<フィクションは本当にないものを全くでっち上げ、ドキュメンタリーはあるものをどうでっち上げるか──それが「決定的な違い」と黒木は語る> 黒木

2021.09.08
私的映画論 森達也

貧富を「高低差」で描いた『パラサイト』は、黒澤明の『天国と地獄』から生まれた?

<丘の上の豪邸を見上げるスラム街の若者──『パラサイト 半地下の家族』で格差の暗喩に高低差を使ったポン・ジュノは、きっと黒澤の『天国と地獄』

2021.08.19
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