コラム
私的映画論 森達也
私的映画論 森達也

パレスチナのテロとイスラエルの壮絶な復讐......ガザ和平が近づく今だからスピルバーグ監督作『ミュンヘン』を見てほしい

<ミュンヘン五輪の「黒い九月」事件を題材にした『ミュンヘン』は、イスラエルから「パレスチナ寄りだ」と批判されているが......> 1972

2025.10.18
私的映画論 森達也

『エリン・ブロコビッチ』が描いたカリフォルニアの公害と水俣病の共通点と相違点

<共通項は企業の利益を優先して人々の生活や健康を犠牲にしたこと、告発が許されない空気が地元にあったこと。大きな違いは何かと言えば......

2025.10.09
私的映画論 森達也

ドキュメンタリー映画『非常戒厳前夜』が尹錫悦大統領の戒厳令の深相に迫る

<唐突にも思われた非常戒厳宣布の裏には尹大統領と記者たちの闘いがあった> 2024年12月3日夜、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領(当

2025.09.20
私的映画論 森達也

日本軍の捕虜虐待を描きながら「反日映画」にされなかった『太陽の帝国』の不思議

<外国人監督が作った、日本の戦後史観に触れるような映画は「反日」とされて上映中止運動が起きたりする。でもなぜかスピルバーグの『太陽の帝国』は

2025.09.06
私的映画論 森達也

抽象的で理解の難しい『2001年宇宙の旅』が世に残り続ける理由

<1968年に公開され、世界を驚愕させたキューブリック監督の『2001年宇宙の旅』。説明が足りないからこそ宇宙への畏怖を僕は実感した> 3カ

2025.08.21
私的映画論 森達也

「ラストシーンが素晴らしい映画」を映画仲間で言い合ったら......誰もが納得した『プレイス・イン・ザ・ハート』

<大恐慌時代のテキサスの小さな町で、夫を亡くした女性と幼い子供たち、黒人、障害者が家族のように支え合う『プレイス・イン・ザ・ハート』。地味だ

2025.07.31
私的映画論 森達也

ヌーベルバーグを議論する黒沢清たちを横目に麻雀ばっかりやっていた......そんな僕の『勝手にしやがれ』体験

<この連載において、ヌーベルバーグは1本もないなとずっと思っていた。だから今回はゴダールの『勝手にしやがれ』について書いてみたい> 映画館に

2025.07.17
私的映画論 森達也

権力vs国民の知る権利、『ペンタゴン・ペーパーズ』でスピルバーグが問うたもの

<1971年、アメリカ政府の不都合な真実を記した機密文書ペンタゴン・ペーパーズが報道された。同じ年、日本でも佐藤栄作首相とニクソン米大統領の

2025.07.08
私的映画論 森達也

伊藤博文を暗殺した安重根が主人公の『ハルビン』は見るべき映画......でも絶賛できない訳は

<安重根はテロリストか否か? 『ハルビン』(7月4日公開)は日本と韓国の視点の違いに気付かせてくれるが......> コップは下から見ると円

2025.06.26
私的映画論 森達也

40年ぶりに観返した『狼たちの午後』はやはりリアルな傑作だった

<実際の事件に基づく『狼たちの午後』は警察側でも人質側でもなく、アル・パチーノ演じる犯人側に主軸を置く> 1972年8月のニューヨーク。閉店

2025.06.21
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特集:高市早苗研究
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2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

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