一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突っ込むウクライナ無人機の「正確無比」な攻撃シーン
Video Shows Direct Strike On Sanctioned Russian Military Factory

偵察ドローンの映像をモニター上に映し出し、敵の位置を確認するウクライナ軍兵士(2023年5月) lev radin-Shutterstock
<ロシア南部スタブロポリ地方の無線電子機器工場にウクライナの無人航空機(UAV)が命中。この攻撃がロシアの軍事能力に与える打撃とは>
ソーシャルメディアに公開された動画には、EUと米国から制裁を受けているロシアの重要な軍事施設に、ウクライナの無人機が命中した瞬間が映っているとされる。
【動画】一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突っ込むウクライナ無人機の「正確無比」な攻撃シーン
映像には、無人航空機(UAV)がロシア南部スタブロポリ地方にある施設を攻撃する前に空を横切る様子が映っている。
本誌はロシア国防省とウクライナ国防省にコメントを求めている。
ロシアによる継続的な砲撃に直面するなか、ウクライナは無人機を使ってロシアの軍事拠点を攻撃し続けてきた。ただし、ウクライナ側はほとんどの場合、これらの攻撃を自軍が行ったと認める声明を出していない。
EUから制裁を受けているロシア最大級の無線電子機器メーカーへの今回の攻撃は、ロシアの軍事能力に打撃を与えるとみられる。
ウクライナ保安庁(SBU)の関係者がキーウ・インディペンデント紙(Kyiv Independent)に語ったところによれば、ウクライナの無人機は金曜夜、スタブロポリ地方にあるシグナル無線工場を攻撃した。
この工場はウクライナ支配地域から約300マイル(約480キロ)離れており、前線の航空機向けの電子戦装備、アクティブ方式のジャミング(電波妨害)システム、遠隔武器操作モジュール、その他の無線電子機器を製造している。