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イスラエルとイラン『12日間戦争』停戦後も高まるテロの脅威──次の標的は?
今後の動向
12日間戦争は停戦に至ったが、それは表面的なもの過ぎない。軍事的な応酬が再び生じる可能性は十分にあり、イラン関連組織によるイスラエルや米国権益を狙ったテロのリスクには引き続き注意する必要がある。
アルゼンチン、ブルガリア、インド、ブラジルなどでの過去のテロ事件は、イスラエル権益を標的とした攻撃が世界各地で発生する可能性を示している。また、これらの事件は、イランが支援するヒズボラなどの組織が、グローバルなテロネットワークを通じて攻撃を実行する能力を持つことを示唆する。
最後に、在留邦人の安全という観点からは、日本企業などは各国にあるイスラエル権益や米国権益には近づいたり、長居しないよう駐在員などに注意喚起を徹底する必要があろう。
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