資源大手バーレ、第2四半期の鉄鉱石生産量は前年比3.7%増

7月22日、ブラジルの資源大手バーレ は第2・四半期の鉄鉱石産出量が前年同期比3.7%増の8360万トンだったと発表した。写真は同社のロゴ。2019年2月、リオデジャネイロ州サン・ゴンサロで撮影(2025年 ロイター/Washington Alves)
[サンパウロ 22日 ロイター] - ブラジルの資源大手バーレ は22日、第2・四半期の鉄鉱石産出量が前年同期比3.7%増の8360万トンだったと発表した。
ブラジル北部の大規模な鉱区「S11D」の生産が第2・四半期として過去最高を記録したことと、南東部ブルクツ鉱山の生産が順調だったことが主な要因。「鉄鉱石は、新しい鉱区の稼働拡大と運用の信頼性向上により、今年の生産が計画の達成に向けて順調に進展している」とした。
鉄鉱石の今年の生産量は3億2500万─3億3500万トンと見込んでいる。
第2・四半期の鉄鉱石販売量は7730万トンと前年同期比3.1%減少。鉄鉱石微粉の平均実売価格は1トンあたり85.1ドルと同13.3%下落した。中品位の製品の販売を優先する品揃え最適化の取り組みと在庫の補充が主因。
銅は生産量が前年同期比約18%増の約9万2600トン、販売量が17%増の約8万9000トン。ニッケルは生産量が約44%増の約4万0300トン、販売量が約21%増の約4万1400トン。
バーレは31日に第2・四半期決算を発表する。