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南アCPI、6月は前年比+3.0% 追加利下げ余地

2025年07月23日(水)20時03分

南アフリカ統計局が発表した6月の消費者物価指数(CPI)前年比上昇率は3.0%と、中央銀行の目標レンジ(3%─6%)下限となった。ソウェトのショッピングセンターで昨年3月撮影(2025年 ロイター/Siphiwe Sibeko/ File Photo )

Kopano Gumbi

[ヨハネスブルク 23日 ロイター] - 南アフリカ統計局が発表した6月の消費者物価指数(CPI)前年比上昇率は3.0%と、中央銀行の目標レンジ(3%─6%)下限となった。

ロイターがまとめた市場予想と一致し、5月の2.8%から加速した。アナリストは金融緩和余地が残されていると指摘している。

中銀は過去5回の政策決定会合のうち4回で利下げを実施。インフレ率は昨年8月以降、目標レンジ中間値の4.5%を下回っている。

中銀はインフレ目標の引き下げが望ましいと繰り返し表明している。

6月は食品・非アルコール飲料の価格上昇率が15カ月ぶりの高水準となった。

インベステックのチーフエコノミスト、アナベル・ビショップ氏は、インフレ率が年内に4%へ上昇する可能性が高いが、政策金利が現在7.25%であるため、実質金利は非常に高いと指摘。「年内に少なくともあと1回、25ベーシスポイント(bp)の利下げがあるだろう」と述べた。

キャピタル・エコノミクスのデービッド・オモジョモロ氏は、国内経済が低迷しており、金融緩和の論拠が強まっていると述べた。

ロイター
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