コラム

なぜ日本人は、こんなに白人好きなのか...戦争の過去や差別は気にならない?

2021年04月23日(金)19時02分
石野シャハラン

新型コロナウイルスは、世界中のあらゆる「建前」や「ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)」の裏にある本音をあぶり出してしまった感がある。その1つが現在問題になっている東アジア人差別だ。欧米に住むアジア人は、多少なりとも差別的な扱いを受けたことのある人がほとんどだろう。だが一部の人を除き、多くのアジア人は波風を立てないように人種差別を大きな問題にすることを避けて、欧米白人社会に溶け込もうと努力してきたように思う。

私は、アジア人よ団結して立ち上がれ、と言っているわけではない。日本を出た先にある世界は「憧れの」欧米白人社会だけではないと言いたいのだ。世界にはさまざまな人種や宗教の人がいて、それぞれ努力し正当な評価を求めている。それを阻む差別やゆがみを正し、より多くの人が幸福な社会を実現するため陰に陽に尽力している。

日本人も東アジア人の一員として、時に差別を受ける当事者として、人ごとではないと思うのだが。

toykyoeye_ishino_profile_w100.jpg石野シャハラン
SHAHRAN ISHINO
1980年イラン・テヘラン生まれ。2002年に留学のため来日。2015年日本国籍取得。異文化コミュニケーションアドバイザー。シャハランコンサルティング代表。YouTube:「イラン出身シャハランの『言いたい放題』」
Twitter:@IshinoShahran

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