最新記事
健康

野菜が歯にダメージを与えていた...「エナメル質を守る」最善の方法とは?【最新研究】

Eating Vegetables Might Permanently Damage Your Teeth

2025年7月6日(日)08時45分
マリア・アズーラ・ヴォルペ
ブロッコリを食べる女性

lunamarina-shutterstock

<「骨より硬い歯」を野菜が削っていた?...「野菜は健康にいい」の別の側面について>

ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含む野菜は、医師が一日に何度も摂るよう勧めるほど、健康的な食生活に欠かせない存在だ。

しかし、体には良くても、歯にとって良いとは限らない。

スペインのバレンシア工科大学(Universitat Politècnica de València)の研究チームによると、植物中心の食生活は歯のエナメル質に恒久的なダメージを与える可能性があるという。


 

エナメル質は歯の最内層にある象牙質や歯髄(しずい)を覆って損傷から守る、体内で最も硬い物質だ。骨よりも、さらには鋼よりも硬い。

しかしその一方で、エナメル質は脆(もろ)く、損傷を受けやすい。口腔内の細菌や歯垢(しこう/プラーク)、そして酸に侵されやすいだけでなく、食事による物理的な摩耗によってもすり減ることがある。

研究チームは、植物細胞に含まれる「フィトリス(砂状の構造を持つシリカの微小粒子)」を埋め込んだ人工の葉を作り、人間の歯に擦りつけることによって、その影響を検証した。

その結果、これらの微粒子がエナメル質を摩耗させることが判明。すでにダメージを受けている歯に対しては、特に顕著な影響がみられたほか、ミネラルの損失も確認された。

ダメージの主な形態は、ひび割れではなく「擬塑性変形(ぎそせいへんけい/quasi-plastic deformation)」と呼ばれる現象だった。

食と健康
「60代でも働き盛り」 社員の健康に資する常備型社食サービス、利用拡大を支えるのは「シニア世代の活躍」
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米PCE価格、7月前年比+2.6%で変わらず コア

ビジネス

独CPI、8月速報は前年比+2.1%に加速 予想上

ワールド

タイのペートンタン首相失職、倫理規定に違反 憲法裁

ビジネス

中国大手行が上期決算発表、利ざや縮小に苦戦 景気低
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ」とは何か? 対策のカギは「航空機のトイレ」に
  • 3
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 4
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 5
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 6
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 7
    トレーニング継続率は7倍に...運動を「サボりたい」…
  • 8
    「ガソリンスタンドに行列」...ウクライナの反撃が「…
  • 9
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 10
    自らの力で「筋肉の扉」を開くために――「なかやまき…
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 3
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 4
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 7
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 8
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 9
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 10
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中