最新記事
投資

【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業界を様変わりさせたのは生成AIブームの大波

2025年11月29日(土)15時15分
佐々木達也 (証券アナリスト、金融ライター)
日本の送配電網

写真はイメージです Oleksiichik-shutterstock

<生成AIブームはさまざまな業界に波及し、意外な企業の株価を押し上げている。電線関連に続き、いままさに活況を呈する電気設備業界の強みとは>

生成AIの大波で意外な業界が様変わりしています。発送電などの電力インフラを支える電気設備業界です。関電工<1942>やきんでん<1944>といった業界大手の株価は、年初から2倍以上に値上がりしています。

背景にあるのは、AIの拡大でデータセンター建設が活況となっている現状です。また、AIで用いられる半導体などの工場が国内回帰していることも追い風となっています。

データセンター建設で活況を呈する業界

データセンターは、大量のデータを瞬時に処理するGPU(画像処理半導体)やデータを記憶するフラッシュメモリーを多数搭載したサーバーによって構成されます。24時間365日稼働し続けるため、その電力消費量は膨大です。一般的なデータセンター1拠点あたりの消費電力は約50メガワットとされており、これは一般家庭およそ1万~1万6000世帯分に相当します。

今年7月に米ペンシルベニア州で開催されたAI関連イベント「エネルギー・イノベーション・サミット」では、AI産業を支える電源として原子力・ガスを中核に据える方針が示され、総額900億ドル規模の民間投資が掲げられました。

国内でも、大手電力がすでに大規模投資を明らかにしています。関西電力<9503>は、変電所や送電線の新増設に1500億円超を投資すると報じられました。東京電力ホールディングス<9501>も、データセンターの集積が進む千葉県北西部での送電網増強に2000億円超を投じるとされています。

事件
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国、25年元建て輸出は6.1%増 輸入0.5%増

ワールド

アングル:聖職者指導層に反旗翻すイラン商人、経済へ

ビジネス

日銀の判断、コメント控える=米FRB議長に対する主

ビジネス

米高級百貨店サックス、17.5億ドル調達へ 破産法
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救った...実際の写真を公開、「親の直感を信じて」
  • 3
    飛行機内で「マナー最悪」の乗客を撮影...SNS投稿が話題に 「なぜこれが許されると思えるのか」
  • 4
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 7
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 8
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 9
    「お父さんの部屋から異臭がする」...検視官が見た「…
  • 10
    「普通じゃない...」「凶器だ」飛行機の荷物棚から「…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 6
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 7
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中