コラム

映画の境界線 大場正明

あの太地町から「捕鯨論争」に新たな光を当てる 映画『おクジラさま』

<ドキュメンタリー『ザ・コーヴ』によって世界の注目を浴び、激しい批判にさらされた和歌山県の太地町。ニューヨーク在住の女性監督が、長期間にわたってその太地町で取材

2017.08.31

麻薬と貧困、マニラの無法地帯を生きる女の物語『ローサは密告された』

<麻薬と貧困と腐敗しきった警察。ドゥテルテ大統領登場前夜のマニラのスラム街の混沌を描く> 昨年の6月に就任したフィリピンのドゥテルテ大統領は、選挙公約を実行に移

2017.07.28

インドの理不尽な裁判を舞台に社会の分断を描く『裁き』

<自殺を扇動する歌を歌ったという不条理な容疑で逮捕された民謡歌手と、裁判官、検事、弁護士の私生活から、インド社会の分断が浮かび上がる> インドの新鋭チャイタニヤ

2017.07.07

女性脱北ブローカーの数奇な運命を追ったドキュメンタリー『マダム・ベー』

<一年間だけの出稼ぎのはずが、中国の貧しい農村に売り飛ばされた北朝鮮女性の数奇な運命を追ったドキュメンタリー> 優れたドキュメンタリーはしばしば、予期せぬ出会い

2017.06.09

イランを生きる男女の深層心理を炙り出すアカデミー受賞作『セールスマン』

<ベルリン国際映画祭で史上初の主要3部門での受賞を果たした『別離』など輝かしい経歴を持つ名匠、アスガー・ファルハディ監督の新作は、現代のイランを生きる男女の深層

2017.06.05

『ブレードランナー』続編抜擢、注目監督のSF映画:『メッセージ』

<『ブレードランナー』の続編の監督に抜擢されて注目されるカナダ・ケベック州出身のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、ケベックの「多文化主義」という背景が独自の世界観を培

2017.05.18

変化するチベットと向き合う個人を鮮やかに描く:『草原の河』

<チベット高原で半農半牧の生活を営む3世代の家族の複雑な関係が描き出される、日本で初めてのチベット人監督による劇場公開作品> ソンタルジャ監督の『草原の河』は、

2017.04.28

タクシー運転手に扮して、イラン社会の核心に迫った:『人生タクシー』

<イランの名匠ジャファル・パナヒ監督が、政府から映画製作の禁止令を受けながらも、タクシー運転手に扮し、情報統制下にあるイラン社会の核心を描き出す> 世界三大映画

2017.04.14

ホモフォビア(同性愛嫌悪)とアメリカ:映画『ムーンライト』

<本年度アカデミー賞作品賞、他2部門受賞。黒人少年の愛と成長の軌跡が描き、ホモフォビア(同性愛嫌悪)を通してアメリカの問題を鮮やかに浮き彫りにする映像詩> 本年

2017.03.30

英国の緊縮財政のリアルを描く『わたしは、ダニエル・ブレイク』

ケン・ローチ監督が引退宣言を撤回して作り上げ、カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた『わたしは、ダニエル・ブレイク』には、イギリス政府の緊縮財政政策に対する痛烈

2017.03.18

MAGAZINE

特集:トランプvs金正恩 「反撃」のシナリオ

2017-9・19号(9/12発売)

ますます高まる「核保有国」としての北朝鮮の脅威── トランプは武力行使という最終手段に踏み切るのか

※次号9/26号は9/20(水)発売となります。

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