コラム
映画の境界線 大場正明
映画の境界線 大場正明

戦後のレニングラード、PTSDをかかえた元女性兵たちの物語『戦争と女の顔』

<終戦直後の瓦礫の街と化したレニングラードを舞台に、PTSDに悩まされながらも、生活を再建しようともがく二人の元女性兵士の姿が描く.....

2022.07.15
映画の境界線 大場正明

2014年の侵略戦争のはじまりと、2025年の近未来、ウクライナの悲劇を描く2作

<ウクライナのヴァレンチン・ヴァシャノヴィチ監督の2作品では、ロシアの侵攻によって起こった戦争の悲劇が、それぞれ独自の視点で掘り下げられてい

2022.06.24
映画の境界線 大場正明

アフガニスタン難民の苦難の道のりをアニメーションで描く『FLEE フリー』

<アフガニスタン難民の主人公がたどった苦難の道のりを独自のスタイルで描いた『FLEE フリー』は、アカデミー賞で史上初、国際長編映画賞、長編

2022.06.09
映画の境界線 大場正明

19世紀フランスに深刻な分断を引き起こしたドレフュス事件『オフィサー・アンド・スパイ』

<ロマン・ポランスキー監督の『オフィサー・アンド・スパイ』は、19世紀末のフランスに深刻な分断を引き起こしたドレフュス事件を題材にベネチア国

2022.06.02
映画の境界線 大場正明

現代ロシアの病、妄想か現実か......『インフル病みのペトロフ家』

<ロシア社会への本質的視点と強烈な風刺......。2021年カンヌ国際映画祭で話題となった『インフル病みのペトロフ家』> ロシアの鬼才キリ

2022.04.25
映画の境界線 大場正明

プーチン大統領就任から3ヶ月、現在のロシアへの分岐点となった原子力潜水艦事故があった

<2000年に起きたロシアの原子力潜水艦クルスクの沈没事故。現在のロシアにつながる分岐点、あるいはテレビによるプロパガンダのはじまりを見るこ

2022.04.07
映画の境界線 大場正明

野良犬たちの視線を通して見えてくる人間『ストレイ 犬が見た世界』

<トルコのイスタンブールで暮らす野良犬たちの世界が、野良犬たちの目線で描き出される> アメリカで活動する香港出身の女性監督エリザベス・ローに

2022.03.17
映画の境界線 大場正明

記憶喪失を引き起こす奇病が蔓延する世界......『林檎とポラロイド』

<エグゼクティブ・プロデューサーにケイト・ブランシェット。寓話的な物語を通して情報過多の時代に考察を加える......> ギリシャの新鋭クリ

2022.03.10
映画の境界線 大場正明

消えゆくパリ郊外のガガーリン団地、若者の孤独『GAGARINE/ガガーリン』

<カンヌ国際映画祭で注目された男女の監督ユニット、ファニー・リアタール&ジェレミー・トルイユの長編デビュー作は、これまで描かれたフランスのバ

2022.02.25
映画の境界線 大場正明

理不尽なイラン社会で苦闘する女性『白い牛のバラッド』、イランでは上映中止に

<イランで3回しか上映されず、ベルリン国際映画祭金熊賞&観客賞にノミネートされた『白い牛のバラッド』> イラン映画界には、厳しい検閲があるだ

2022.02.17
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特集:大森元貴「言葉の力」
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2025年7月15日号(7/ 8発売)

時代を映すアーティスト・大森元貴の「言葉の力」の源泉にロングインタビューで迫る

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