コラム
映画の境界線 大場正明
映画の境界線 大場正明

野良犬たちの視線を通して見えてくる人間『ストレイ 犬が見た世界』

<トルコのイスタンブールで暮らす野良犬たちの世界が、野良犬たちの目線で描き出される> アメリカで活動する香港出身の女性監督エリザベス・ローに

2022.03.17
映画の境界線 大場正明

記憶喪失を引き起こす奇病が蔓延する世界......『林檎とポラロイド』

<エグゼクティブ・プロデューサーにケイト・ブランシェット。寓話的な物語を通して情報過多の時代に考察を加える......> ギリシャの新鋭クリ

2022.03.10
映画の境界線 大場正明

消えゆくパリ郊外のガガーリン団地、若者の孤独『GAGARINE/ガガーリン』

<カンヌ国際映画祭で注目された男女の監督ユニット、ファニー・リアタール&ジェレミー・トルイユの長編デビュー作は、これまで描かれたフランスのバ

2022.02.25
映画の境界線 大場正明

理不尽なイラン社会で苦闘する女性『白い牛のバラッド』、イランでは上映中止に

<イランで3回しか上映されず、ベルリン国際映画祭金熊賞&観客賞にノミネートされた『白い牛のバラッド』> イラン映画界には、厳しい検閲があるだ

2022.02.17
映画の境界線 大場正明

ドキュメンタリーの名匠が描くイラク、シリア、クルディスタンの国境『国境の夜想曲』

<ジャンフランコ・ロージ監督が3年以上かけて巡ったイラク、シリア、レバノン、クルディスタンの国境地帯を舞台に、そこに生きる人々の姿が描き出さ

2022.02.10
映画の境界線 大場正明

彼女の苦悩は全インド人女性のものだ──『グレート・インディアン・キッチン』

インドのマラヤ--ラム語映画界で活躍するジヨー・ベービ監督の新作『グレート・インディアン・キッチン』は、当初マラヤーラム語作品のみを扱うオン

2022.01.20
映画の境界線 大場正明

環境汚染をめぐって巨大企業との闘う弁護士の実話に基づく物語『ダーク・ウォーターズ』

<環境汚染問題をめぐって、ひとりの弁護士が十数年にわたって巨大企業との闘いを繰り広げてきた実話に基づく物語> 『エデンより彼方に』や『キャロ

2021.12.16
映画の境界線 大場正明

撮影15年、編集5年、原一男監督の新作『水俣曼荼羅』

<『ゆきゆきて、神軍』の原一男監督の新作。水俣病を題材に撮影に15年、編集に5年を費やした3部構成、6時間12分の大作> 『ゆきゆきて、神軍

2021.11.26
映画の境界線 大場正明

自身の言葉で話し、耳を傾ける姿に、民主主義の核心を見出す『ボストン市庁舎』

<ボストン市長であるマーティン・ウォルシュというひとりの人物に焦点があてられる、ドキュメンタリーの巨匠フレデリック・ワイズマンの新作> ドキ

2021.11.13
映画の境界線 大場正明

9.11テロ後、グアンタナモ収容所に14年拘束された『モーリタニアン 黒塗りの記録』

<アメリカ同時多発テロの首謀者のひとりとしてグアンタナモ収容所に拘禁されている間に書いた『グアンタナモ収容所 地獄からの手記』の映画化> ケ

2021.10.28
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特集:老人極貧社会 韓国
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2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

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