コラム
映画の境界線 大場正明
映画の境界線 大場正明

1978年、極左武装グループ「赤い旅団」の誘拐、映画『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』

<巨匠マルコ・ベロッキオの『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』は、アルド・モーロ誘拐事件を6話構成で描く340分の大作だ......>

2024.08.07
映画の境界線 大場正明

イタリア映画界で異彩を放つ女性監督の新作『墓泥棒と失われた女神』

<フェリーニ、ヴィスコンティなどイタリア映画史の遺伝子を確かに受け継ぎながら、革新的な作品を発表し続けているアリーチェ・ロルヴァケル監督の新

2024.07.18
映画の境界線 大場正明

環境活動ラディカル派の葛藤、パイプラインを爆破しようとする『HOW TO BLOW UP』

<石油企業による環境破壊で人生を狂わされた若い環境活動家たちが、パイプラインを爆破しようとするポリティカル・スリラー......> 気候科学

2024.06.13
映画の境界線 大場正明

アウシュヴィッツ収容所の隣、塀のこちら側のファミリードラマ『関心領域』

<アウシュヴィッツ収容所の所長だったルドルフ・ヘスをモデルに作り上げた人物にインスパイアされ、ルドルフと妻のヘートヴィヒを調査し、独自の世界

2024.05.23
映画の境界線 大場正明

学校で起きた小さな事件が、社会システムの欠点を暴き出す『ありふれた教室』

<中学校で起こった小さな事件が波紋を広げ、数日のうちに学校全体が混乱に陥っていく過程が、ひとりの新任教師の目を通して描き出される......

2024.05.16
映画の境界線 大場正明

19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』

<リソルジメント(イタリア統一運動)が進行する19世紀半ばに起こった「エドガルド・モルターラ誘拐事件」に基づいたイタリアの巨匠マルコ・ベロッ

2024.04.25
映画の境界線 大場正明

アイスランドがデンマークの統治下に置かれていた時代の物語『ゴッドランド/GODLAND』

<19世紀後半、アイスランドがデンマークの統治下に置かれていた時代の物語。アイスランドとデンマークの複雑な関係を炙り出すと同時に、自然のなか

2024.03.28
映画の境界線 大場正明

『12日の殺人』、未解決事件の深層に挑みフランス映画界を震撼させる

<ドミニク・モル監督が、複雑な人間関係と心理を巧みに描き出し、セザール賞で6冠に輝いた『12日の殺人』......> 『悪なき殺人』のドミニ

2024.03.14
映画の境界線 大場正明

かろうじて均衡を保っていた家族の実態が暴き出される、『落下の解剖学』

<ジュスティーヌ・トリエ監督作『落下の解剖学』では、孤立した山荘での事件が家族の複雑な絆と秘密を浮き彫りにする。脚本はトリエとアラリの手によ

2024.02.21
映画の境界線 大場正明

ヘッジファンドと個人投資家の緊迫の攻防! 映画『ダム・マネー ウォール街を狙え!』

<ゲームストップ株騒動を軸にウォール街の権力闘争を描く。2021年の市場を震撼させた個人投資家とヘッジファンドの攻防戦を追い、コロナ禍がもた

2024.02.02
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 5
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 6
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 7
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 8
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 9
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 10
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 8
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 9
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 10
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中