コラム
映画の境界線 大場正明
映画の境界線 大場正明

ドキュメンタリーの名匠が描くイラク、シリア、クルディスタンの国境『国境の夜想曲』

<ジャンフランコ・ロージ監督が3年以上かけて巡ったイラク、シリア、レバノン、クルディスタンの国境地帯を舞台に、そこに生きる人々の姿が描き出さ

2022.02.10
映画の境界線 大場正明

彼女の苦悩は全インド人女性のものだ──『グレート・インディアン・キッチン』

インドのマラヤ--ラム語映画界で活躍するジヨー・ベービ監督の新作『グレート・インディアン・キッチン』は、当初マラヤーラム語作品のみを扱うオン

2022.01.20
映画の境界線 大場正明

環境汚染をめぐって巨大企業との闘う弁護士の実話に基づく物語『ダーク・ウォーターズ』

<環境汚染問題をめぐって、ひとりの弁護士が十数年にわたって巨大企業との闘いを繰り広げてきた実話に基づく物語> 『エデンより彼方に』や『キャロ

2021.12.16
映画の境界線 大場正明

撮影15年、編集5年、原一男監督の新作『水俣曼荼羅』

<『ゆきゆきて、神軍』の原一男監督の新作。水俣病を題材に撮影に15年、編集に5年を費やした3部構成、6時間12分の大作> 『ゆきゆきて、神軍

2021.11.26
映画の境界線 大場正明

自身の言葉で話し、耳を傾ける姿に、民主主義の核心を見出す『ボストン市庁舎』

<ボストン市長であるマーティン・ウォルシュというひとりの人物に焦点があてられる、ドキュメンタリーの巨匠フレデリック・ワイズマンの新作> ドキ

2021.11.13
映画の境界線 大場正明

9.11テロ後、グアンタナモ収容所に14年拘束された『モーリタニアン 黒塗りの記録』

<アメリカ同時多発テロの首謀者のひとりとしてグアンタナモ収容所に拘禁されている間に書いた『グアンタナモ収容所 地獄からの手記』の映画化> ケ

2021.10.28
映画の境界線 大場正明

旧態依然とした社会の腐敗を暴き出すドキュメンタリー『コレクティブ 国家の嘘』

<ブカレストのライブハウスで起きた火災を発端に医療や政治の腐敗を暴き出す注目のドキュメンタリー> ライブハウスで起こった火災という惨事を発端

2021.10.01
映画の境界線 大場正明

ボスニア紛争、わらにもすがる思いに誰もが打ちのめされる『アイダよ、何処へ?』

<ボスニア紛争末期にスレブレニツァで起こった虐殺事件が描き出される> 『サラエボの花』や『サラエボ、希望の街角』でボスニア紛争の傷跡を描いて

2021.09.17
映画の境界線 大場正明

闇くじに翻弄される人々、ベトナム社会の闇をあぶり出す『走れロム』

<ベトナムの労働者階級が熱中する「デー」という闇くじの魔力に翻弄される人々の姿を浮き彫りにする> ベトナムの新鋭チャン・タン・フイ監督の長編

2021.07.12
映画の境界線 大場正明

老人ホームに潜入調査、人生模様浮かび上がるドキュメンタリー『83歳のやさしいスパイ』

<老人ホームの内定のため入居者として潜入した83歳の男性。ホームの入居者たちのさまざまな人生模様が浮かび上がる様子を描いたドキュメンタリー>

2021.07.07
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?...「がん」「栄養」との関係性を管理栄養士が語る
  • 2
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 3
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波でパニック...中国の輸出規制が直撃する「グローバル自動車産業」
  • 4
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されず…
  • 5
    林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう…
  • 6
    メーガン妃とキャサリン妃は「2人で泣き崩れていた」…
  • 7
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 8
    さらばグレタよ...ガザ支援船の活動家、ガザに辿り着…
  • 9
    4年間SNSをやめて気づいた「心を失う人」と「回復で…
  • 10
    ハルキウに「ドローン」「ミサイル」「爆弾」の一斉…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 4
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 5
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 6
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるの…
  • 7
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 8
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 9
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 10
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 6
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中