<日本の漫画作品『葬送のフリーレン』は世界中で人気だ>

買い物客でにぎわう週末のショッピングモールで、思いがけない「勇者」が現れた。

日本の漫画作品『葬送のフリーレン』に登場する勇者ヒンメルの衣装に身を包んだコスプレイヤーが、突如発生した火災に対応し、消火に貢献したのだ。

【動画】煙の中で消火活動にあたる、勇者ヒンメルに扮したコスプレイヤー

事故は1月25日、ベトナム北部にあるイオンモール・ハイフォン・レチャン店で起こった。同店ではその日、「ジャパン・ウェーブ」という日本文化を体験するイベントが行われていた。

その際、ステージの近くのスポットライトから火の手が上がり、周辺は白煙に覆われた。周囲が一時騒然となる中、ヒンメルのコスプレをした男性、トゥアン・ズンが消火器を手に取り、消火活動を行った。さらには、煙の中でカートを動かすのも手伝っていた。

その翌日、トゥアンは自身のフェイスブックを更新。当日の動画と共に、「ステージ近くのスポットライトに火がついた。 それを見たとき、防災知識を活かして炎が広がらないように対処した」と、当日の経緯を語った。そして、「誰もがこのような予期せぬ事態に対処するため、基礎的な防災知識を身につけるべき」と呼び掛けた。

この投稿には「かっこいい」「ヒンメルならそうした」「ヒンメルは勇者の剣を引き抜けなかったけど、消火器を引き抜いた」といった賞賛のコメントがあふれた。

このニュースは国境を越え、海外のアニメファンコミュニティでも話題になり、「勇者ヒンメルを体現している」など、彼の勇気を称える声が数多く寄せられた。

「葬送のフリーレン」は日本のみならず、世界でも有名な作品だ。2024年、台湾の高速鉄道で刃物を振り回していた男を止めた男性も、警察に表彰された際の記者会見で「ヒンメルならそうした」と答えている。

【動画】記者会見で「ヒンメルならそうした」と答えた男性

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