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ボブ・マーリー銃撃事件をベースに描く血みどろのジャマイカ現代史
ボブ・マーリーのレゲエと思想は世界中の多くの人々に影響を与えた Hans Deryk-REUTERS
50代後半以上の人なら、1978年にボブ・マーリーがジャマイカの首都キングストンで行った「One Love Peace Concert」のことを覚えているかもしれない。
People's National Party(PNP)とJamaican Labour Party(JLP)という2つの政党の対立が内戦化していたジャマイカに平和をもたらすために、ボブ・マーリーが出演したコンサートだ。
そのステージで、PNPとJLPのリーダーの手を繋がせたマーリーの姿は多くの人々の心に焼き付いている。
だが、その2年前にも、同じようなコンサートが企画されていた。
1976年12月、当時の首相だったマイケル・マンリーは、「Smile Jamaica」というボブ・マーリー出演の無料コンサートの開催を発表した。マーリーがそれを受けたのは、政治的対立による殺し合いを止めさせたかったからだ。
ところが、そのコンサートの2日前、武装したギャング団がマーリーの自宅に押し入り、マーリーと妻、マネジャーを銃撃したのである。妻とマネジャー は重体だった(後に回復した)が、胸と腕を撃たれたマーリーは、怪我にもかかわらず8万人の観衆の前でコンサートをやり遂げた。
当時、PNPとJLPのどちらの政治リーダーもギャングを利用しており、その抗争の場はキングストンのゲットー、Tivoli Gardens(チボリガーデンズ)地区だった。「チボリガーデンズを支配する者がキングストンを支配し、キングストンを支配する者がジャマイカを支配する」と言われていた。マーリーを殺そうとしたのは、彼がPNPの首相をサポートしていると信じたJLP派のギャングだったと見られている。
今月発表された今年のブッカー賞受賞作『A Brief History of Seven Killings』は、この1976年のボブ・マーリー銃撃事件を中心に、ジャマイカの血みどろの歴史を描いたものだ。ブッカー賞は、世界で最も権威がある文学賞のひとつで、ノーベル文学賞より重視する人は多い。サルマン・ラシュディ、カズオ・イシグロ、ヒラリー・マンテルなどの大物作家と同じ栄誉を今年得たのは、ジャマイカ出身で現在アメリカの大学で教鞭を取るMarlon James(マーロン・ジェイムズ)だ。
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