G7外相、イスラエル・イラン停戦支持 核合意再交渉も呼びかけ

主要7カ国(G7)外相は30日、イスラエルとイランの停戦支持を表明し、イランの核計画に対処する包括的で検証可能かつ永続的な合意交渉の再開を求めた。18日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[ワシントン/オタワ 30日 ロイター] - 主要7カ国(G7)外相は30日、イスラエルとイランの停戦支持を表明し、イランの核計画に対処する包括的で検証可能かつ永続的な合意に向けた交渉の再開を求めた。
外相らは共同声明で、イスラエルとイランの停戦への支持を改めて表明した上で、全ての関係者に対し、地域の一段の不安定化につながる可能性のある行動を回避するよう強く要請。さらに、イランに対し、国際原子力機関(IAEA)との全面的な協力を早急に再開するよう求めた。
また、IAEAのグロッシ事務局長がイスラエルの情報機関モサドと関係があるとし、イランに入国したら死刑判決にすべきだとイラン指導部に近い新聞が主張したことを受け、グロッシ氏に対する脅迫を非難した。
トランプ米大統領は先週、イスラエルとイランの停戦を発表した。停戦発表前には米軍がイランの核施設を攻撃し、イランは報復としてカタールの米軍基地を標的にした。