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頭を撃たれ放置されたひとりの犬...その傍らを離れなかった「忠実な友」

Dog Shot in Head and Left to Die, 'Loyal Friend' Refused to Leave Her Side

2025年6月30日(月)18時00分
アリス・コリンズ
「撃たれても、君を置いていかない...」倒れた犬のそばから離れなかった友(写真はイメージです) Angel Luciano-Unsplash

「撃たれても、君を置いていかない...」倒れた犬のそばから離れなかった友(写真はイメージです) Angel Luciano-Unsplash

<頭を撃たれ、田舎道に倒れていた1匹の犬。そのすぐ隣には、撃たれずに無事だった相棒が、決して離れることなく寄り添っていた──2匹の間にあったのは、血よりも濃い「絆」だった>

銃で頭を撃たれ、見捨てられていた1匹の犬と、その犬の傍らを決して離れようとしなかった「忠実な友」が、動物保護団体によって救出された。

【画像】血に染まった仲間のそばを離れず...銃で撃たれた犬と「忠実な友」

現場に駆けつけた救助隊が目にしたのは、頭部から血を流して倒れていたリードという名の野良犬と思われる犬だった。テキサス州ウィリアムソン郡の田舎道で見つかった彼女の隣には、ワイリーという名の犬が寄り添っていた。ワイリーは銃撃を免れたものの、リードの傍を一度も離れず、救助が来るまで寄り添い続けていた。

2匹は一時的に地元のシェルターへと運ばれた後、ジャン・ハリソン氏が創設した保護団体ビッグ・フラッフィー・ドッグ・レスキューへ移された。ハリソン氏は本誌に対し、「リードは、望まれない犬に何が起こるのかを象徴する存在だ」と語った。

テネシー州ナッシュビルを拠点とするハリソン氏はこう語る。「リードはおそらく、食べ物を探して立ち入ってはいけない農場に入ってしまったんだろう。至近距離での処刑のような銃撃ではない。これは、家畜に近づきすぎた犬を遠くから撃つという、農村部でよくあるパターンに見える」

「2匹とも非常に痩せており、長期間放浪していたことが伺える。リードの頭や首には血が付着しており、明らかな銃創があった」

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