世界に誇るべき日本の「ウナギのかば焼き」
MIXA/GETTY IMAGES
<前回、日本は世界に誇るべき「社会主義国」だと書いたら、大きな反響があった。もうひとつ、日本から世界に「輸出」してもらいたいものがある>
前回このコラムで、日本は世界に誇るべき「社会主義国」だと書いたところ、大きな反響があった。私はネットでたたかれることが多いのだが、この時ばかりはヤフーで「日本の良いところを発信してくれてありがとう」と書かれ、ツイッターでも好意的なコメントを多数もらった。うれしいというよりは、ほっとしたところだが、この場を借りてお礼を申し上げたい。
いつも大声で中国を褒めたたえ、弁護していた周が......といったコメントもあった。どうやら私に「反日」イメージを抱いている人もいるらしい。確かにこれまで、バラエティー系の討論番組に出演しては口角泡を飛ばしてきた。とはいえ、テレビで日本の悪口を言ったことはない。ただ「あなたたちのここが悪い」と助言しただけだ。私としては愛のむちだと思っている。
良いところは良い、悪いところは悪いと言う。これまで日本人にこびを売ろうと思ったことはないし、これからもそうだ。ただ、私も30年以上東京で暮らし、なじもうと努力もしてきた。日本の良いところはたくさん知っているし、感銘も受けてきた。
そんなわけで今回は、日本の魅力の1つである食べ物の話をしたい。といっても難しいことを書く気はない。取り上げるのは私の好きな日本料理。写真を見れば一目瞭然。ウナギのかば焼きである。
一般に中国人は生の魚が苦手と言われる。私も最初はそうだった。来日前、日本人留学生の友人に連れられ、北京の日本料理店で初めて和食を口にしたが、もちろん刺し身は食べられなかった。来日後もしばらくは、旅館などで刺し身を出されると、鍋に入れてしゃぶしゃぶにしていたくらいだ。
それが今では寿司や刺し身も大好物。和食は素材を生かした体に良い料理が多いし、見た目も素晴らしい。中国料理は立て続けに食べると飽きてしまうが、和食は決して飽きないとさえ思っている。
そんな日本料理の中でも、私の一番のお気に入りがウナギのかば焼きなのだ。
私が生まれ育ったのは「東洋のベニス」とも呼ばれる川の多い風光明媚な街、浙江省紹興市。この地元で、子供の頃はよく大人に「ウナギ漁」に連れて行ってもらった。毛竹と呼ばれる日本の竹よりも太い竹の中をくり抜き、川の底に沈めておくのである。それを翌朝取り出すと、竹の中にエビやカニと共に肥えた天然のウナギが入っている、という具合だ。捕まえた後は内臓を取り出し、ぶつ切りにしてショウガやネギ、ニンニクなどと一緒に蒸して食べる。ウナギは中国でもごちそうで、味も悪くないのだが、ひとつ難点がある。骨が硬いのだ。少年時代はウナギと言えば、そんな印象だった。
【関連記事】日本は世界に誇るべき「社会主義国」です
【関連記事】10万匹つめたスーツケースはロンドンから中国そして日本へ 広がるウナギの違法密売取引
-
墨田区/外資系大手企業内での情報システム・OA機器のヘルプデスク 年間休日124日/土日祝休
日本アスペクトコア株式会社
- 東京都
- 年収342万円~414万円
- 正社員
-
軟包装機械のフィールドサービスエンジニア 創業160年老舗外資/海外の最先端技術に携われる
株式会社イリス
- 東京都
- 年収480万円~720万円
- 正社員
-
東京/データアナリスト・サイエンティスト 国内最大級の外資系保険会社/AIGグループ 土日祝休み
AIG損害保険株式会社
- 東京都
- 年収600万円~670万円
- 正社員
-
ハーマンミラー/品質担当・修理センター取りまとめ/外資系家具メーカー 英語活用 在宅可 土日祝休
ハーマンミラージャパン株式会社
- 東京都
- 年収700万円~800万円
- 正社員






