コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

戦争マシンとして誕生した近代国家を抜本的にモデルチェンジせよ

<今の国家で残しておくべき機能は何か。それを民主的に管理していくにはどうしたらいいか> この頃の世界を見ていると、つくづく政治家にはなりたく

2022.09.15
外交官の万華鏡 河東哲夫

台湾情勢は中国もアメリカも台湾与野党も手詰まり 最も現実的な解決策は......

<ヒントは冷戦時代のヘルシンキ合意にあり> ペロシ米下院議長による訪台断行に対して、中国海軍が台湾封鎖の配置を示してから1週間。そのまま配置

2022.09.03
外交官の万華鏡 河東哲夫

旧統一教会をたたけば全てが終わるのか? 

<教団批判の論理を突き詰めるなら安倍元首相の責任と国葬の是非も吟味されるべき> 安倍晋三元首相銃撃事件の衝撃は、「旧統一教会(世界平和統一家

2022.08.17
外交官の万華鏡 河東哲夫

安倍暗殺が起きたのは日本が「指示待ち」で「暫定的」な国家だから

<現代の日本人はまだ自分たちをまとめる原則を持っておらず私権のカラに閉じ籠もっている> 安倍元首相銃撃事件を見ていると、「現場力の低下」が顕

2022.07.27
外交官の万華鏡 河東哲夫

デスマッチを続けるロシアと西側諸国に日本が示すべき新機軸

<来年の広島サミットで岸田政権は世界に「背骨の通った哲学」を提案せよ> イギリスのジョンソン首相が辞意を表明した。 アメリカではおそらく、秋

2022.07.13
外交官の万華鏡 河東哲夫

安倍元首相、銃撃を招いた日本型ポピュリズム社会

<銃弾で撃たれた背景には、根拠なき安定感につかった「無責任で甘えた」日本社会がある。彼が実際にやり遂げ、また、やり残した政治的遺産とは何であ

2022.07.11
外交官の万華鏡 河東哲夫

参院選後に岸田政権を待つガバナンスなき世界

<値上げラッシュで反自民の火が付きかねないが、主要国の政府は既に統治困難な状況にある> 参議院選挙まで2週間弱。これを何とか乗り切れば大型選

2022.06.29
外交官の万華鏡 河東哲夫

欧米の「奴隷経済」とは違う。日本の会社は(そんなに)悪くない!

<コロナ禍でも堅調な「国家の支え」に贈る、飛躍のための座標軸> 日本の企業は日本の支え──日本人は全員が社長か会社員とさえ思うのだが、彼らの

2022.06.15
外交官の万華鏡 河東哲夫

なぜロシアは今も「苦難のロシア」であり続けているのか

<近隣諸国との血みどろの戦いで巨大帝国を築き上げたロシア。ウクライナ侵攻から垣間見える不可解な権威主義の源泉とは> 容赦ないウクライナへの攻

2022.06.04
外交官の万華鏡 河東哲夫

いきり立つ「台湾有事」に盲点あり

<ひとまず静まっている中台情勢を見れば、日本が「有事」をネタに国防予算を強化するのは不要な装備を増やすだけ> このところ「台湾の民主主義防衛

2022.06.01
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2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

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