コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

ロシアの傭兵団を率いるプリゴジンは哀しい道化師

<どういうコネでかプーチンの目に留まりワーグナー・グループを立ち上げたが、いずれは排除される可能性もある脇役でしかない> ウクライナ戦争が泥

2022.12.22
外交官の万華鏡 河東哲夫

大幅増の防衛費に財務省が出さない「ヘソクリ」あり

<社会保障や震災復興には国債をあれだけ発行した財務省が、安全保障という一大事にはなぜ財源がないと言い張るのか?> 「国家安全保障戦略」など防

2022.12.22
外交官の万華鏡 河東哲夫

日本は「脱亜入欧」から「脱欧入亜」に転換するべきか

<今の日本が、戦前に進出したアジアの「列強」に復讐されないよう、西側列強を引き込もうとしているのは皮肉な話> 台湾で11月26日、統一地方選

2022.12.10
外交官の万華鏡 河東哲夫

オスマン帝国の記憶を取り戻し始めたトルコ

<ウクライナ戦争でロシアが退潮するなか、トルコはかつてのオスマン帝国の勢力圏だった中東や中央アジアに手を伸ばそうとしている> ウクライナ戦争

2022.11.26
外交官の万華鏡 河東哲夫

「近代」を目指して日本が歩んだ道は間違っていない

<多くの先進国で近代や資本主義を否定することが一種の流行になっているが......> この頃の日本は、気のめいることばかり。隣の中国のGDP

2022.11.09
外交官の万華鏡 河東哲夫

民主主義先進国、イギリスの落日

<本家本元のイギリスで、近代民主主義はすでに限界を迎えつつある> イギリスの迷走に世界が口をあんぐり開けている。トラス首相は減税を目玉に保守

2022.10.25
外交官の万華鏡 河東哲夫

自称「大国ロシア」の没落が変える地政学──中国の見限りと寝返りが与える影響

<もともと経済力がないロシアの地位が沈んでも、世界に与える影響はほとんどない。むしろ重要なのは、この「帝国」崩壊後の東アジアと世界の勢力図が

2022.10.21
外交官の万華鏡 河東哲夫

「一度手に入れたものは返さない」ロシア──日本に求められる「普通」の外交

<弱ると動くが、力を回復すればすぐに合意をひっくり返すロシア。「ロシアが疲弊すれば北方領土は返ってくる」といたずらに期待すべきではない理由と

2022.10.20
外交官の万華鏡 河東哲夫

北朝鮮のミサイルは「Jアラート」では防げない

<「ミサイルを撃っても怖くない」と北朝鮮に思わせる、日本の防衛態勢を変えなければならない> 北朝鮮がかんしゃくを起こしたかのように、ミサイル

2022.10.14
外交官の万華鏡 河東哲夫

安倍元首相の国葬を「日本国の葬式」にしないために

<アベノミクスの「魔術」が消えた今の日本は、昭和の戦前とうり二つ> 9月27日は安倍元首相の国葬である。19日のエリザベス英連合王国女王の国

2022.09.29
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