コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

妙な安定感の「岸田印」に迫るこれだけの難題

<官僚の使い方もうまい岸田政権だがアフターオミクロンの世界には「検討します」では済まない課題が山積> 世の中は新型コロナ一色。物騒な犯罪は増

2022.02.05
外交官の万華鏡 河東哲夫

プーチンはソ連再興の野望に邁進している、のか

<ウクライナ情勢をめぐる欧米とロシアによる「往復ビンタ」の応酬が意味するもの> 新年早々から、ウクライナをめぐるロシア軍とアメリカ・NATO

2022.01.22
外交官の万華鏡 河東哲夫

100年前の歴史に学ぶ日本の未来

<政党・官僚・軍人が仕切る激動の時代へ移ってから1世紀を経て新たな漂流を始める兆しがある> 明るい年頭に何かいいことを書かなければと思っても

2022.01.12
外交官の万華鏡 河東哲夫

崩壊30年でソ連に回帰するロシア

<「お上」への依存意識が染み就いた国民は負担を押し付ける「改革」には反対する。だからロシアが「西側の一員」になることはない> ソ連が崩壊して

2021.12.14
外交官の万華鏡 河東哲夫

日本経済は本当に縮小しているのか

<物価安を理由に生活水準の低下を嘆く声もあるが、視点を変えれば日本の経済規模は6割増> この頃よく知人から、「日本は貧しくなりました」という

2021.12.08
外交官の万華鏡 河東哲夫

毛沢東の外交は味方よりも多くの敵を生み出す「唯我独尊」だった

<毛思想をたたきこまれた習近平はその機微が分からずにアヘン戦争で失った権威の復活に突き進む【特集:文化大革命2.0より】> 筆者のような戦後

2021.11.30
外交官の万華鏡 河東哲夫

「親米か反米か」をめぐるイデオロギー対立は終焉を迎えた

<日本で戦後70年続いた保革対立に代わる、新たな対立基軸を構築せよ> 10月末の総選挙について、このコラムで自民党が勝つだろうと書いたものの

2021.11.17
外交官の万華鏡 河東哲夫

叫ばれ始めた「中国台頭の終焉」。ポスト中国の世界を(一足先に)読むと......

<頭打ち状態の中国が後退すると内部分裂は起きる?日米同盟はどう変わる?台湾への影響は?> 大手民間IT企業に対する締め付け、30兆円超規模の

2021.10.27
外交官の万華鏡 河東哲夫

複合危機の時代を迎えた世界に船出する岸田政権の命運

<先進国はどこも内政が手詰まり常態。民主主義は「政策論争」では回らなくなっている> 岸田新内閣が10月4日、スタートした。今回の総裁交代劇は

2021.10.06
外交官の万華鏡 河東哲夫

秩序なき世界で日本の新首相が示すべき旗色

<パックス・アメリカーナが崩れた世界で日本人がどうやって品位と高い生活水準を維持していくかが問われている> 自民党総裁選が大詰めを迎えている

2021.09.25
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2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

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