コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

パラダイムシフトが重なる時代に日本が取り組むべきこと

<安保・経済・エネルギー分野で起きる構造変化に向き合うための処方箋> ウクライナ戦争とロシア制裁、それに伴うエネルギー・原材料価格の高騰とそ

2022.04.16
外交官の万華鏡 河東哲夫

「逆切れ」ロシアによる交渉中断も、北方領土問題は焦らず騒がず

<日ロ関係は冷戦モードに戻るが静かに要求を続ければいい> ロシア外務省は3月21日、日本が非友好的措置を取ったため平和条約交渉を中断するとの

2022.04.05
外交官の万華鏡 河東哲夫

ウクライナ戦争で高まる日本の核武装論の前に議論すべきこと

<タブーなき言論がさけばれているが、日本には欧米社会が持つ当たり前の国防意識が欠如> ロシアのウクライナ侵攻が続く。路上を歩く市民が砲弾で吹

2022.03.19
外交官の万華鏡 河東哲夫

ウクライナ侵攻でナポレオンの末路を歩み始めたプーチン

<時代錯誤の野心を見せたロシアは200年前に拡張主義に走り没落した英雄に重なる> 2月24 日、ロシアはついにウクライナに武力侵攻した。「ソ

2022.03.03
外交官の万華鏡 河東哲夫

妙な安定感の「岸田印」に迫るこれだけの難題

<官僚の使い方もうまい岸田政権だがアフターオミクロンの世界には「検討します」では済まない課題が山積> 世の中は新型コロナ一色。物騒な犯罪は増

2022.02.05
外交官の万華鏡 河東哲夫

プーチンはソ連再興の野望に邁進している、のか

<ウクライナ情勢をめぐる欧米とロシアによる「往復ビンタ」の応酬が意味するもの> 新年早々から、ウクライナをめぐるロシア軍とアメリカ・NATO

2022.01.22
外交官の万華鏡 河東哲夫

100年前の歴史に学ぶ日本の未来

<政党・官僚・軍人が仕切る激動の時代へ移ってから1世紀を経て新たな漂流を始める兆しがある> 明るい年頭に何かいいことを書かなければと思っても

2022.01.12
外交官の万華鏡 河東哲夫

崩壊30年でソ連に回帰するロシア

<「お上」への依存意識が染み就いた国民は負担を押し付ける「改革」には反対する。だからロシアが「西側の一員」になることはない> ソ連が崩壊して

2021.12.14
外交官の万華鏡 河東哲夫

日本経済は本当に縮小しているのか

<物価安を理由に生活水準の低下を嘆く声もあるが、視点を変えれば日本の経済規模は6割増> この頃よく知人から、「日本は貧しくなりました」という

2021.12.08
外交官の万華鏡 河東哲夫

毛沢東の外交は味方よりも多くの敵を生み出す「唯我独尊」だった

<毛思想をたたきこまれた習近平はその機微が分からずにアヘン戦争で失った権威の復活に突き進む【特集:文化大革命2.0より】> 筆者のような戦後

2021.11.30
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 2
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコに1400万人が注目
  • 3
    ワニに襲われた直後の「現場映像」に緊張走る...捜索隊が発見した「衝撃の痕跡」
  • 4
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた…
  • 5
    米軍が「米本土への前例なき脅威」と呼ぶ中国「ロケ…
  • 6
    吉野家がぶちあげた「ラーメンで世界一」は茨の道だ…
  • 7
    【クイズ】「宗教を捨てる人」が最も多い宗教はどれ?
  • 8
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 9
    「22歳のド素人」がテロ対策トップに...アメリカが「…
  • 10
    熱中症対策の決定打が、どうして日本では普及しない…
  • 1
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 2
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 3
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門家が語る戦略爆撃機の「内側」と「実力」
  • 4
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 7
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 8
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 9
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 10
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中