コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

トランプ退場で歴史は再び明るい未来へ進歩を続ける、のか

<各国で勃発する反政府運動だが、そこに近代化社会を見通すのは難しい。それぞれの歴史が生んだ社会が障壁となって個人の自由や権利を享受することが

2021.01.06
外交官の万華鏡 河東哲夫

菅政権に忍び寄る「ええじゃないか」的政権交代【2021年展望】

<ワクチンでコロナは収まり、東京五輪は大成功。その勢いで政権維持──。自民党は2021年をそう展望するが、感染症対応で失策が続けば、自暴自棄

2020.12.28
外交官の万華鏡 河東哲夫

習近平の台湾統一は中国の黙示録になる

<台湾総統府への襲撃準備まで進める中国だが、そうなれば想定以上の苦戦と自国経済の崩壊が待ち受ける> 今年の1月、台湾で民進党の蔡英文(ツァイ

2020.12.12
外交官の万華鏡 河東哲夫

アメリカ大統領選に見る「選挙」の賞味期限

<旧社会主義国や途上国は「トランプ敗退」に民主主義の力を感じたかもしれないが、先進国での選挙は暴力を誘発したり単なるセレモニーに堕するなど意

2020.11.28
外交官の万華鏡 河東哲夫

去り行くトランプ時代が世界に示した「近代の終焉」

<近代西欧を特徴づけた国民国家や自由・民主主義は絶滅危惧に瀕している。日本はアメリカ依存で「ちまちま飯を食う」時代から脱却せよ> トランプ時

2020.11.11
外交官の万華鏡 河東哲夫

大統領選挙後のアメリカに「第3の建国」が迫る

<共和・民主による妥協なき不毛な争いを終わらせるため新たな有力政党をつくる時が来た> あと1週間で米大統領選だ。予想ではバイデン前副大統領と

2020.10.27
外交官の万華鏡 河東哲夫

どっちもどっちな日本学術会議と政府の明治時代から続く相克の歴史

<学者まで役人扱いせんとする菅政権の強権ぶりと、いつまでも兵器技術研究を忌避し続ける日本学術会議> 日本学術会議が推薦した新規会員候補6人の

2020.10.14
外交官の万華鏡 河東哲夫

長期政権を担う気構えに欠ける「つなぎの菅政権」が継ぐべきビジョン

菅内閣が慌ただしく誕生して約2週間。外国首脳との電話会談も始めたし、やるべきことを着々と進めている。これまで政権の番頭格だったのだから、で

2020.10.01
外交官の万華鏡 河東哲夫

菅首相選出に国民はしらけムード、日本の統治体制は死に体だ

<自民党も民主党も駄目となっていたから、安倍政権は「官邸」主導の政治を繰り広げた。今回の「後継選出」がしらじらしい背景には、いくつかの問題が

2020.09.15
外交官の万華鏡 河東哲夫

ベラルーシがウクライナの二の舞いにならない理由

<2014年にクリミア半島がロシアに「併合」された事案とは根本的に異なっている> ベラルーシで8月9日に大統領選挙が行われたが、6選を狙った

2020.09.04
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特集:トランプvsイラン
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2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

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