コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

北方領土問題を解決する気がないプーチンに、日本はどう向き合うべきか

<実は足元が揺らぐ「剛腕」プーチンに、ウラジオストクの日ロ首脳会談で安倍首相は何を持ち掛ければいいか> 9月4日からウラジオストクで恒例の「

2019.08.28
外交官の万華鏡 河東哲夫

アングロサクソンモデルの黄昏──「対米従属」日本が打つべき次の一手は

岡崎久彦という外交官兼戦略家がいて、この人は「日本はアングロサクソンについていけば間違いない」ということを口癖にしていた。自分も大筋はその通

2019.08.15
外交官の万華鏡 河東哲夫

アメリカと中国を天秤に掛ければいいのか? 日和見で日本が失う自由と民主主義

<強すぎる国家が人間の権利と民主主義を踏みにじることを現代の日本人は知らない> 訳知り顔に言う人がいる。「この頃の米中対立は追い上げられたア

2019.08.13
外交官の万華鏡 河東哲夫

日米安保をトランプが破棄しない理由──日米にとって安保は「お得」な条約だ

<「不公平な日米安保条約は破棄してもいい」発言は衝撃的だったが、2つの事実を冷静に心得えておくべきだ> トランプ米大統領はちゃぶ台返しで有名

2019.07.08
外交官の万華鏡 河東哲夫

スポーツよりも面白い? 大阪G20のここが見どころ

<世界の首脳が集まるサミットの真価は2国間会談、イラン訪問の不首尾から「外交の安倍」は復活する> 6月28日、大阪で20カ国・地域(G20)

2019.06.27
外交官の万華鏡 河東哲夫

中国・ロシアが退潮する世界で、際立つ日米協調「G1.5」の存在感

<欧州議会選もペルシャ湾への米艦派遣も結局腰砕け――習近平もプーチンも弱みを抱えて笑うのは「安倍トラ」だけ> 国際問題は闇に輝くネオンのごと

2019.06.13
外交官の万華鏡 河東哲夫

東欧革命から30年──「自由かパンか」で歴史は動く

<89年以来の民主化はロシアや東欧で風前の灯火――日本や中国にも影響を与える「分配」の呪縛は解けるのか> 89年、東欧の自由化への動きがポー

2019.05.31
外交官の万華鏡 河東哲夫

大聖堂崩落が告げる「欧州の終焉」......しかし西欧的価値観の輝きは永遠に

<大聖堂崩落と欧州議会の極右化で「西洋の没落」は確定か――それでも人間中心主義と民主主義は死なず> 4月15日、フランスの首都パリのノートル

2019.05.17
外交官の万華鏡 河東哲夫

金の切れ目が縁の切れ目、中国「一帯一路」夢のあとさき

<100カ国以上を招き中世のモンゴル帝国さながらの中国主導経済圏構想は、厳しい投資環境と外貨不足でもはや息切れ> 中国の首都北京で4月25~

2019.05.03
外交官の万華鏡 河東哲夫

ロシアの軍事的挑発と脆弱な経済──プーチン政権カウントダウン

<「なめるなよ」と管を巻く危うい酔態はロシアの伝統? ベネズエラ派兵のパフォーマンスに見るロシアの命脈> 3月23日、ロシアはベネズエラに輸

2019.04.13
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2025年10月14日号(10/ 7発売)

バッテリーやセンサーなど電気自動車の技術で今や世界をリードする中国が、戦争でもアメリカに勝つ日

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