コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

日米同盟の希薄化で日本は再び騒乱の幕末へ

<欧米諸国も国民国家というシステムは手に負いかねているが、西欧リベラル思想の哲学を欠く点で日本は際立っている> 米韓首脳会議。素晴らしいこと

2023.08.29
外交官の万華鏡 河東哲夫

限界を迎える医療、軍事......制度疲労の近代国家とどう向き合えばいいのか

<政府が国民の面倒を見る近代国家のシステムはもう立ち行かなくなっている> この頃、近代国家の制度疲労が目に付く。親戚がデンマークにいるが、風

2023.08.05
外交官の万華鏡 河東哲夫

安倍元首相の死去後にようやく成就したアベノミクス

<現在の税収増は、皮肉なことに安倍政権の退場後に顕著になっている> われわれの気が付かないところで、何か大きなことが起きている。政府一般会計

2023.07.21
外交官の万華鏡 河東哲夫

プリゴジン「反乱」で、ロシアは反撃の大チャンスを失った...見えてきたウクライナ「終戦」の形とは

<極右・ネオコン・利権が原因で始まった侵攻は、プリゴジンの乱が呼び水となり終わるかもしれない。本誌「世界の火薬庫」特集より> 帝国の崩壊は古

2023.07.12
外交官の万華鏡 河東哲夫

日本とASEANの複雑な50年

<経済発展を遂げたASEANはもう日本は落ち目と考え、中国と西側を二股にかけて独自の路線を行く> 天皇・皇后両陛下の初外遊であるインドネシア

2023.07.01
外交官の万華鏡 河東哲夫

「プリゴジンの乱」で、プーチン早期退陣の可能性が出てきた

<ロシアが混乱状態に陥れば、予測不能で核兵器も持つロシアは世界にとって危険な存在に> 傭兵は、カネの切れ目が縁の切れ目。犬は捨てられると、飼

2023.06.28
外交官の万華鏡 河東哲夫

チャットGPTには分析不能なウクライナ戦争

<表面上見える情報だけを追っても、ロシアやウクライナで本当に起きている真実は見えてこない> ウクライナ戦争を見ていると、チャットGPTで分析

2023.06.02
外交官の万華鏡 河東哲夫

「人間のライターはもう不要」? チャットGPTにロシアの記事を書かせてみた

<実際に国際情勢記事を書かせたらどうなるのか? やってみて分かった「生成AIにできること」と「できないこと」について> 評判のチャットGPT

2023.05.30
外交官の万華鏡 河東哲夫

「そして誰もいなくなる」日本の官僚

<個人的な要求が通らないと予算承認を妨害してくる議員、役人を怒鳴りつけてせいせいしたいだけの人々......社会が変わらなければ官僚の仕事も

2023.05.20
外交官の万華鏡 河東哲夫

西側で広まるロシア分裂論の現実味

<モスクワ中央の権力が真空化すれば社会は不安定化するかもしれないが、それでもロシアはそう簡単には分裂しない> ウクライナ戦争は膠着状態。アメ

2023.05.06
MAGAZINE
特集:大森元貴「言葉の力」
特集:大森元貴「言葉の力」
2025年7月15日号(7/ 8発売)

時代を映すアーティスト・大森元貴の「言葉の力」の源泉にロングインタビューで迫る

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