コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

GDPでドイツに抜かれても、そんな数字で騒いでいる場合じゃない

<現在のドイツは連立政権が仕切る政治面でも、市場重視と乖離した経済面でも行き詰まりが見えている> IMFによれば、今年日本はドイツに抜かれて

2023.11.03
外交官の万華鏡 河東哲夫

イスラエル・ハマス戦争は、ウクライナに停戦をもたらすのか?

<欧米がウクライナに対して早期停戦への圧力を強めるかもしれない> 今月7日にハマスとイスラエルの軍事衝突が始まった時、「これでウクライナ戦争

2023.10.20
外交官の万華鏡 河東哲夫

「北朝鮮・ロシア反米同盟」の思惑はどこにある?

<北朝鮮は、ICBM技術とそのために必要な半導体の融通をロシアに望んでいるのではないか?> 北朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)総

2023.09.30
外交官の万華鏡 河東哲夫

プリゴジン「謀殺」はロシアの未来にどう影響するのか?

<プーチンにしてみれば、便利に使ってきた無法者が付け上がったから消しただけのこと> 今年1月の記事でプリゴジン謀殺を予測したが、そのとおりに

2023.09.05
外交官の万華鏡 河東哲夫

日米同盟の希薄化で日本は再び騒乱の幕末へ

<欧米諸国も国民国家というシステムは手に負いかねているが、西欧リベラル思想の哲学を欠く点で日本は際立っている> 米韓首脳会議。素晴らしいこと

2023.08.29
外交官の万華鏡 河東哲夫

限界を迎える医療、軍事......制度疲労の近代国家とどう向き合えばいいのか

<政府が国民の面倒を見る近代国家のシステムはもう立ち行かなくなっている> この頃、近代国家の制度疲労が目に付く。親戚がデンマークにいるが、風

2023.08.05
外交官の万華鏡 河東哲夫

安倍元首相の死去後にようやく成就したアベノミクス

<現在の税収増は、皮肉なことに安倍政権の退場後に顕著になっている> われわれの気が付かないところで、何か大きなことが起きている。政府一般会計

2023.07.21
外交官の万華鏡 河東哲夫

プリゴジン「反乱」で、ロシアは反撃の大チャンスを失った...見えてきたウクライナ「終戦」の形とは

<極右・ネオコン・利権が原因で始まった侵攻は、プリゴジンの乱が呼び水となり終わるかもしれない。本誌「世界の火薬庫」特集より> 帝国の崩壊は古

2023.07.12
外交官の万華鏡 河東哲夫

日本とASEANの複雑な50年

<経済発展を遂げたASEANはもう日本は落ち目と考え、中国と西側を二股にかけて独自の路線を行く> 天皇・皇后両陛下の初外遊であるインドネシア

2023.07.01
外交官の万華鏡 河東哲夫

「プリゴジンの乱」で、プーチン早期退陣の可能性が出てきた

<ロシアが混乱状態に陥れば、予測不能で核兵器も持つロシアは世界にとって危険な存在に> 傭兵は、カネの切れ目が縁の切れ目。犬は捨てられると、飼

2023.06.28
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 3
    ニッポン停滞の証か...トヨタの賭ける「未来」が関心呼ばない訳
  • 4
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 5
    ギザギザした「不思議な形の耳」をした男性...「みん…
  • 6
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 7
    自重筋トレの王者「マッスルアップ」とは?...瞬発力…
  • 8
    「中国は危険」から「中国かっこいい」へ──ベトナム…
  • 9
    【インタビュー】参政党・神谷代表が「必ず起こる」…
  • 10
    疲れたとき「心身ともにゆっくり休む」は逆効果?...…
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 5
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 6
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 7
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 8
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 9
    「欧州最大の企業」がデンマークで生まれたワケ...奇…
  • 10
    イーロン・マスク、新構想「Macrohard」でマイクロソ…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中