コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

西側で広まるロシア分裂論の現実味

<モスクワ中央の権力が真空化すれば社会は不安定化するかもしれないが、それでもロシアはそう簡単には分裂しない> ウクライナ戦争は膠着状態。アメ

2023.05.06
外交官の万華鏡 河東哲夫

中世の歴史が物語る中国の先行き

<中世までの中国は西欧をしのぐ経済発展を遂げていたが、そこから産業革命が生まれることはなかった> 中国がどこまで伸びるか、それは今後の世界の

2023.04.15
外交官の万華鏡 河東哲夫

「リーマン2.0」で米ドル覇権は終わるのか?

<アメリカの経済力がドルの担保となる「米国本位制」はまだまだ終わらない> 世界に金融恐慌の影が忍び寄っている。恐慌(英語でパニック)は経済よ

2023.04.01
外交官の万華鏡 河東哲夫

中国とロシアの「権威主義同盟」は世界を変えるのか

<過去400年ロシア優位で推移してきた両国関係は、いま中国優位へと変貌しつつある> 中国は3月5日からの全国人民代表大会で政府の新陣営を確定

2023.03.14
外交官の万華鏡 河東哲夫

「祖国防衛」へと大義がすり替えられたロシアのウクライナ戦争

<特別軍事作戦はNATOから祖国を守る戦いに変質し、戦争でロシアは「次なる世界」から落伍する寸前に> ロシアが1年前、緒戦でつまずいた時、専

2023.02.22
外交官の万華鏡 河東哲夫

少子化はこの世の終わりなのか?

<人口が少なくても高い生活水準を維持している例はいくつもある> 岸田文雄首相が少子化対策に力こぶを見せている。地域エコノミストの藻谷浩介氏が

2023.02.21
外交官の万華鏡 河東哲夫

日独の悲哀「敗戦国はつらいよ」

<日本もドイツも戦後長らく、戦勝国からの多大な圧力にさらされてきた> ドイツは1月25日、その工業力の華、「レオパルト2」戦車をウクライナに

2023.02.11
外交官の万華鏡 河東哲夫

「専制国家・中国」にトリセツあり

<相手の行動原理が分かれば、権威主義との付き合い方もわかる> 本当に中国人は分からない──とわれわれは思う。「中国のコロナはゼロに抑える。い

2023.01.25
外交官の万華鏡 河東哲夫

日本がいま必要な政官界の「大掃除」とは?

<日本経済の稼ぐ力はそれ程、問題ではなく、改革が必要なのは政官界だ> 今年の予想を書こうと思い、100年前にあったことを調べた。すると、ドイ

2023.01.14
外交官の万華鏡 河東哲夫

エルドアンはユーラシアに蘇る現代のスルタンか

<落ち目のロシアを尻目に、かつてのオスマン帝国の栄光を取り戻すかのように中東、コーカサス、中央アジアでトルコが存在感を高める> 遮るもののな

2022.12.23
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 3
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪悪感も中毒も断ち切る「2つの習慣」
  • 4
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    「美しく、恐ろしい...」アメリカを襲った大型ハリケ…
  • 7
    イタリアの「オーバーツーリズム」が止まらない...草…
  • 8
    【クイズ】1位はアメリカ...稼働中の「原子力発電所…
  • 9
    「ありがとう」は、なぜ便利な日本語なのか?...「言…
  • 10
    「1日1万歩」より効く!? 海外SNSで話題、日本発・新…
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 3
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家のプールを占拠する「巨大な黒いシルエット」にネット戦慄
  • 4
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 5
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 6
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自…
  • 7
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 8
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 9
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 10
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中