コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

「祖国防衛」へと大義がすり替えられたロシアのウクライナ戦争

<特別軍事作戦はNATOから祖国を守る戦いに変質し、戦争でロシアは「次なる世界」から落伍する寸前に> ロシアが1年前、緒戦でつまずいた時、専

2023.02.22
外交官の万華鏡 河東哲夫

少子化はこの世の終わりなのか?

<人口が少なくても高い生活水準を維持している例はいくつもある> 岸田文雄首相が少子化対策に力こぶを見せている。地域エコノミストの藻谷浩介氏が

2023.02.21
外交官の万華鏡 河東哲夫

日独の悲哀「敗戦国はつらいよ」

<日本もドイツも戦後長らく、戦勝国からの多大な圧力にさらされてきた> ドイツは1月25日、その工業力の華、「レオパルト2」戦車をウクライナに

2023.02.11
外交官の万華鏡 河東哲夫

「専制国家・中国」にトリセツあり

<相手の行動原理が分かれば、権威主義との付き合い方もわかる> 本当に中国人は分からない──とわれわれは思う。「中国のコロナはゼロに抑える。い

2023.01.25
外交官の万華鏡 河東哲夫

日本がいま必要な政官界の「大掃除」とは?

<日本経済の稼ぐ力はそれ程、問題ではなく、改革が必要なのは政官界だ> 今年の予想を書こうと思い、100年前にあったことを調べた。すると、ドイ

2023.01.14
外交官の万華鏡 河東哲夫

エルドアンはユーラシアに蘇る現代のスルタンか

<落ち目のロシアを尻目に、かつてのオスマン帝国の栄光を取り戻すかのように中東、コーカサス、中央アジアでトルコが存在感を高める> 遮るもののな

2022.12.23
外交官の万華鏡 河東哲夫

ロシアの傭兵団を率いるプリゴジンは哀しい道化師

<どういうコネでかプーチンの目に留まりワーグナー・グループを立ち上げたが、いずれは排除される可能性もある脇役でしかない> ウクライナ戦争が泥

2022.12.22
外交官の万華鏡 河東哲夫

大幅増の防衛費に財務省が出さない「ヘソクリ」あり

<社会保障や震災復興には国債をあれだけ発行した財務省が、安全保障という一大事にはなぜ財源がないと言い張るのか?> 「国家安全保障戦略」など防

2022.12.22
外交官の万華鏡 河東哲夫

日本は「脱亜入欧」から「脱欧入亜」に転換するべきか

<今の日本が、戦前に進出したアジアの「列強」に復讐されないよう、西側列強を引き込もうとしているのは皮肉な話> 台湾で11月26日、統一地方選

2022.12.10
外交官の万華鏡 河東哲夫

オスマン帝国の記憶を取り戻し始めたトルコ

<ウクライナ戦争でロシアが退潮するなか、トルコはかつてのオスマン帝国の勢力圏だった中東や中央アジアに手を伸ばそうとしている> ウクライナ戦争

2022.11.26
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特集:非婚化する世界
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