コラム
ベストセラーからアメリカを読む 渡辺由佳里
ベストセラーからアメリカを読む 渡辺由佳里

紛争の北アイルランドで抑圧された少女の内なる声

<安易なヒロイズムに駆られて殺しあう男たち――狭い社会の不条理な「基本ルール」に縛られる少女の心のうちをダークなユーモアで描いた2018年ブ

2019.02.13
ベストセラーからアメリカを読む 渡辺由佳里

「ポスト真実」の21世紀でヒトはどう進化するのか?

<『サピエンス全史』の著者ユヴァル・ノア・ハラリの最新刊は、今の世界と人類を考えるきっかけとして意義がある> 『21 Lessons for

2019.02.01
ベストセラーからアメリカを読む 渡辺由佳里

オバマを支えたミシェルにアメリカ女性が惹かれる理由

<独立した強い女性でありながら、カリスマ政治家の夫を支えるために脇役にまわったミシェル・オバマ。大ベストセラーとなった回想録『Becomin

2019.01.11
ベストセラーからアメリカを読む 渡辺由佳里

強烈な「毒親」の呪縛から、大学教育で抜け出した少女

<モルモン教原理主義者の両親の支配から抜け出した少女の回想録は、「毒親」との関係に苦しんだ人たちも共感できる> アメリカでは日本にはないノン

2018.12.21
ベストセラーからアメリカを読む 渡辺由佳里

ノーベル平和賞のヤジディ教徒の女性が、ISISの「性奴隷」にされた地獄の日々

<ISISに侵略されたイラク北部では、男性と老いた女性はすべて殺され、若い女性は人間ではない「性奴隷」として扱われた> 2018年のノーベル

2018.10.13
ベストセラーからアメリカを読む 渡辺由佳里

小説『ロリータ』のモデルとなった、実在した少女の悲劇

<優れた文芸小説『ロリータ』によって、男性の性的ファンタジーである「大人の男を誘惑する少女」のイメージが浸透してしまった> 日本では、ウラジ

2018.10.05
ベストセラーからアメリカを読む 渡辺由佳里

トランプ暴露本『Fear』が伝える本当の恐怖、もう日本も傍観者ではいられない

<初日に90万部以上が売れたというボブ・ウッドワード著の暴露本は、トランプがアメリカを崖っぷちの危機に追い込んでいる事実を突きつける> トラ

2018.09.14
ベストセラーからアメリカを読む 渡辺由佳里

先住民迫害の過去から目をそらすアメリカは変わるのか

<先住民のアイデンティティーの問題が現代のアメリカ社会の日常で語られることは少ない> アメリカでは11月の第4木曜日に家族が集まって感謝祭(

2018.09.07
ベストセラーからアメリカを読む 渡辺由佳里

トランプ時代に売れるオバマとバイデンの「ブロマンス」探偵小説

<トランプ政権下にオバマ時代を恋しがるアメリカ人は、まだまだストーリーの続きを期待している?> 5月末から6月初めにかけて開催されるアメリカ

2018.08.17
ベストセラーからアメリカを読む 渡辺由佳里

理想的な大統領に自分を投影している、ビル・クリントンの政治スリラー

<クリントン元大統領と有名作家の「共著」による政治スリラーは、あまりにも理想的な大統領の主人公にクリントンが自己投影をしているので、読者が恥

2018.08.02
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 2
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 3
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」が追いつかなくなっている状態とは?
  • 4
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 7
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 8
    『ブレイキング・バッド』のスピンオフ映画『エルカ…
  • 9
    仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、…
  • 10
    ビジネスの成功だけでなく、他者への支援を...パート…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 6
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 7
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 8
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 9
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 10
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中