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バイデン陣営はこれで「ターボ全開」? 副大統領候補ハリス指名の意味
5つ目は、スーザン・ライス氏が副大統領候補から外れたことで、彼女がバイデン外交の中核として登場する可能性が出てきました。自由陣営の結束、国際的なサプライチェーンの再建、そのための中国との関係の調整、少なくとも「通商問題と、人権問題の切り離し」ということが、俄然リアリティを持ってきました。
6つ目は、生粋のサンフランシスコ「ベイエリア」出身であるハリス氏の指名で、この地域の民主党人脈が更に強力になるということです。彼らは、内政に関しては中道、外交や経済ではグローバリストですが、同時に太平洋国家カリフォルニアを代表する中で、第二次大戦の戦勝レガシーには忠実です。ですから、日本国内でのいわゆる歴史修正主義的な姿勢との相性は良くないことは計算しておく必要があります。小池百合子氏などは既によくご存知だと思います。
7つ目として、強い人物であるということは反対に激しいバッシングも浴びるでしょう。ですが、「ジャマイカ・インド系の2世でありアメリカ黒人の末裔ではない」とか「夫君はユダヤ系でハリウッドのセレブ弁護士」だというバッシングは既に経験しており、多少のことでは潰れないと思います。
8つ目は、これで時代が大きく進むという感触です。3月に大統領選から撤退する際には「アメリカはまだ有色人種の女性大統領を受け入れる用意がなかった」という捨てゼリフを吐いたハリス氏ですが、BLM運動の予想外の展開の中で、アメリカという社会は確かに時間軸を先へと進めることになりました。ハリス氏はその象徴となりうる人物だと思います。
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