- HOME
- コラム
- Edge of Europe
- ギネスが大流行? エールとラガーの格差って? 知ら…
ギネスが大流行? エールとラガーの格差って? 知られざるイギリスのビール事情

「スプリット・ザ・G 」チャレンジの謎の大流行でギネスが爆売れ BRYN COLTON/GETTY IMAGES
<アルコール製品の人気は驚くべき速さで予測不能に移り変わる>
最近、ビールに関する記事を書いたのだが、ビール大好きの僕にとっては興味深かった。
市場としてのビールやアルコール飲料全般にも興味を持っている。製品の人気は驚くべき速さで予測不能に移り変わり得る。流行の大部分は巧妙なマーケティングによってつくられるが、行動経済学の観点から見ても面白い。
例えば長い間、サイダー(リンゴ酒、シードル)はイギリスではイケてない飲み物だった。「田舎者の飲み物」「オヤジの飲み物」といった感じ。イングランドはサイダーの「本場」だけに、これは残念なことだった。
そして突然、アイルランド生まれのサイダー「マグナーズ」が市場を席巻したのだ。誰もかれもがこれを飲んでいた。革新的だったのは、第一に「アイリッシュサイダー」であることを主張してイングランドのダサいサイダーとは一線を画しているとしたこと。そして第二には、氷を入れて飲めると宣伝したことだ! どういうわけか、これは実に人々を熱狂させた。人々は見るからに感嘆しながら、パイントグラスを揺らしては氷をカチカチ鳴らしたがった。
一時期、「アルコポップ」がイギリス中ではやっていた。ソフトドリンクに近いお酒だ。味だけでなく、見た目やマーケティングもソフトドリンクっぽかった(鮮やかな青色で、コーラやレモネードのような缶や瓶入りで、いかにも「ティーン」っぽいブランド名で売られていた)。この流行は僕が日本に住んでいた数年の間に訪れ、消え去ったので、当時の様子は直接目にしていない。
ギネスが大流行? エールとラガーの格差って? 知られざるイギリスのビール事情 2025.07.05
築150年の家に住むと何が起こるのか...ビクトリア朝時代の住宅の窓をめぐる苦労 2025.06.26
住宅足りなすぎ高すぎで買えない問題と、それでも田園地帯をつぶしたくないイギリス人 2025.06.19
英首相邸への放火はロシアの危険な新局面? いや、「原点回帰」だ 2025.06.04
僕とクソダサいマイカップの抱腹絶倒で数奇な運命 2025.05.31
選挙前だけ大衆受けを狙い、当選後は本性を現す...わけではなかったスターマー英首相 2025.05.20
-
「外資系」ITヘルプデスク「英語:中級以上」/ITコンサルティング
エイラシステム株式会社
- 東京都
- 年収400万円~650万円
- 正社員 / 契約社員
-
外資系メーカー営業「正社員/土日祝休み/年間休日125日」グローバル環境で活躍
株式会社ESPOIR
- 東京都
- 月給26万5,000円~30万円
- 正社員
-
外資系メーカー営業「正社員/土日祝休み/年間休日125日」グローバル環境で活躍
合同会社カミナリジャパン
- 東京都
- 月給26万5,000円~30万円
- 正社員
-
外資系メーカー営業「正社員/土日祝休み/年間休日125日」グローバル環境で活躍
株式会社Meta Sales
- 東京都
- 月給26万5,000円~30万円
- 正社員