- HOME
- コラム
- 湯川鶴章のテクノロジーフィクション
- ChatGPTに見るSNS時代の口コミ戦略
ChatGPTに見るSNS時代の口コミ戦略
そういうことをFacebookに投稿したら、AIの研究者で起業家の友人が「これは計算され尽くした戦略ですよ」と連絡してきた。「Y combinatorの起業家はみんなリファラルエンジン(口コミを起こす方法)を設計するので、アルトマンが考えていないとは思えないです」
Y combinatorとはシリコンバレーの著名アクセラレータープログラム。創業したての起業家に会社を成長させるノウハウを教えるとともに、成長しそうなスタートアップに出資もしている。アルトマンとはChatGPTを開発したOpenAIのCEOのSam Altman氏のことで、Altman氏は、前職がY combinatorの代表だった。
Y combinatorのサイトを見ると、起業家のための成長戦略に関する情報を集めたStartup Libraryというデータベースがあり、その中に口コミ戦略を研究しているページもあった。この図は、テック系スタートアップがどのような口コミ戦略を取ったのかをタイプ別に区分けしたものだ。

また口コミを起こすために、まずは「おもちゃ」としてサービスを提供すべきだと主張するページもあった。最初から完璧なアプリやサービスというものはほとんどなく、多くのアプリやサービスはユーザーのフィードバックを受けながら改良されていく。最初から完璧な製品であるように見せかければ、期待通りの性能でなければ批判的な口コミになる。一方で最初におもちゃ的な使い方を提示すれば、ユーザーはおもちゃとしてその製品を楽しむ。そして性能が期待以上のものであれば好意的な口コミが起こる。なのでまずは製品を「おもちゃ」として提供すべきだ、という主張だ。
確かにY combinatorの元代表だったAltman氏が、口コミ戦略を考えていないわけはなさそう。チャット型のサービスなら、デタラメな回答でさえ「おもちゃ」として楽しんでもらえると判断したのかもしれない。
Microsoftには千載一遇のチャンス
今の言語AIは未成熟、差別用語やウソの情報を発信する──これまでにテック大手が言語AIを実験的にリリースするたびに大炎上してきた。
AppleとOpenAIの提携は何を意味するのか 2024.06.13
AIは今後も急速に進化する? 進化が減速し始めた? 2024.06.05
AI自体を製品にするな=サム・アルトマン氏からスタートアップへのアドバイス 2024.05.29
汎用AIが特化型モデルを不要に=サム・アルトマン氏最新インタビュー 2024.05.27
マーク・ザッカーバーグ氏インタビュー「なぜAIを無料公開するのか」 2024.05.14
AIエージェントの時代はどこまできているのか 2024.05.07
生成AIでネット広告はどう変わるのか 2024.04.25
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/東京都/東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から徒歩2分/港区虎ノ門
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員
-
基本在宅! 外資系企業向け:システム運用保守 立川駅
株式会社スタッフサービス ITソリューション
- 東京都
- 月給23万5,000円~
- 正社員
-
人事マネージャー候補/外資系大手オンラインメディア企業
株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 東京都
- 年収750万円~950万円
- 正社員
-
「税務マネージャー」 クライアントには年商10億円以上の外資系企業も
坂下国際税理士法人
- 東京都
- 年収600万円~1,000万円
- 正社員






