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「諸刃の剣に...」アルカイダやイスラム国に忠誠を誓う世界各地の武装勢力の皮算用
Prazis Images -shutterstock-
<地域の武装勢力にとってアルカイダやイスラム国を支持することは人員や資金の拡大、組織の正当性向上で短期的にはメリットが出ようが、リスクも伴う>
今日、世界各地にはアルカイダやイスラム国に忠誠を誓う武装勢力が点在している。これらの勢力は、国際的なテロ組織の名を掲げることで、自らの活動に戦略的な意味を見出そうとしている。
しかし、この選択は利点をもたらす一方でリスクでもある。ここでは、こうした忠誠関係がもたらす利点とリスクを整理してみたい。
人員や資金の拡大、組織の正当性向上で利点も
まず、利点の1つは、ブランド力による求心力とリクルートの拡大である。
アルカイダやイスラム国の名前は、単なる組織名を超えて、世界的な知名度とジハード主義の象徴性を帯びており、地域の武装勢力はそういった名前を冠することで自らの存在感を高め、新たな支持者や戦闘員を惹きつけやすくなる。
そして、それを機能させる上で、ソーシャルメディアを駆使した宣伝が大きな役割を果たしており、例えば、イスラム国は2010年代中盤にYouTubeやTelegramを活用し、高品質なプロパガンダ動画を公開することで、欧米や中東の若者層に正義の戦いへの参加を呼びかけた。
このブランド力は、特に失業や社会的不満を抱える若者に訴えかけ、彼らに過激思想の受け皿を提供し、リクルートの成功を後押ししている。
また、資源とネットワークの共有による活動の強化がある。国際的なテロ組織に忠誠を誓うことで、地域勢力は単独では到底手に入らない資源やネットワークへのアクセスを得られる。
たとえば、アルカイダは長年にわたり、アフガニスタンやパキスタン国境地帯で培った武器供給網や訓練施設を各地の支部と共有してきた。また、資金面でも、サウジアラビアやカタールなど湾岸諸国の一部富裕層からの寄付が重要な役割を果たしているとされる。
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