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人間関係

1分1秒でも早く「相手の短所」を見つけて...秘書歴30年のエキスパートが説く「絶対に好かれる方法」

2025年5月2日(金)18時02分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

「ちょっとこの席の近くに座ってみて。あのカレンダーって見やすいと思う?」
「ああ、ちょっと位置が下すぎますね」
「じゃあ、ここに置いてあるファイルって、すぐ手が届く?」
「いや届かないですね。いちいち立つか、誰かにお願いしないと」
「そうでしょう。だからいろんなものを、ただ置いておけばいいわけじゃないの」

こんなふうに、その席に座って初めて見えてくるものがあります。

「相手の立場に立って考える」とか、「他人の身になって考える」とか、言葉で言うのは簡単ですが、実際は想像力にも限界があります。それを知るためにも、実際に自分で体験してみる。ほかの人たちの身になって考えたうえで、初めて心地よい環境づくりができるのだと思います。

英語で他人の身になって考えることを、"Put yourself in somebody's shoes"と言うそうですが、「他人の靴に自分の足を入れてみる」ことでわかることは多いのです。そういう目で見れば、改善すべき点はたくさん出てくるでしょう。

サポートは「下・横・上」の3方向から

私の考える秘書の基本的なサポートには「3方向からのサポート」があります。

まず「下から支える」。
次に、「横から支える」。
最後に「上から支える」。 

どういうことか、順番に説明していきましょう。

下からのサポートというのは、部下が上司を支えるようなイメージです。スケジュール調整をする、コピーをとりに行く、議事録をとるなど基本的なことで、その人の土台を支えるようなサポートです。

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