最新記事
睡眠

睡眠時間は「夏」と「冬」で変えるべき!...自分に合った「適正睡眠時間」の測り方は?

2025年4月3日(木)15時23分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
枕を抱きしめる男性

Pixel-Shot-shutterstock

<睡眠時間を死守する方法は「早起き」一択!...朝活コミュニティ「朝渋」代表が断言する理由>

早起きは三文の徳というが、頭ではわかっていても、なかなか習慣化できないという人は多いのではないだろうか。

朝活コミュニティ「朝渋」代表の井上皓史氏は、「睡眠時間は死守すること。そのためには早寝をがんばること」と断言する。

井上氏が上梓した『がんばらない早起き「余裕のない1日」を「充実した1日」に変える朝時間の使い方』(かんき出版)より、早寝早起き習慣を身につけやすくなる思考法を紹介します。

※第1回はこちら:朝活コミュニティ「朝渋」代表も実践...自分の機嫌を自分で取るための「ごきげん方程式」とは?
※第2回はこちら:1時間「余裕な時間」が増えたら何をする?...自由な「自分時間」を生み出すための「見直しポイント」とは?

◇ ◇ ◇

「睡眠ファースト」で考える

早寝早起きを実現するには、睡眠をしっかりとることが大切になります。十分な睡眠時間がとれていることは最低条件。睡眠を犠牲にしていては、早寝早起きは長続きしません。

ここでは、自分にあった適正睡眠時間の考え方を説明します。

睡眠時間は人によっても異なりますが、およそ6時間から8時間程度と考えられています。

適正睡眠時間の定義の1つは、「昼間に眠くならない」ことです。昼間、ウトウトしてしまう時間があるとしたら、睡眠が足りていないサインです。反対に昼寝がなくても眠くならなければ、今の睡眠時間は自分にあっていると考えてよいでしょう。

早起きをするためによくあるのが、無理して睡眠時間を削ることです。

たとえば、「23時半就寝、6時半起床」と決めていたけれど、寝る時間が24時になってしまったとします。このような場合、がんばり屋さんほど「理想の時間割」を守るために、翌日も6時半に起きようとします。

たしかに「朝早く起きる」という行動に「〇」はつきますが、本来必要な睡眠時間が30分も削られてしまっています。

この生活は、1週間程度なら続けられるかもしれませんが、長くは続かないでしょう。必要な睡眠時間がとれていないのに、無理して「理想の時間割」を実行することはおすすめしません。

つまり、「睡眠ファースト」です。睡眠時間は何より優先してください。寝る時間が30分遅くなってしまったら、起床時間も30分延ばすのが正解です。

実際に早寝早起き習慣を実践してみると、いちばん難しいのは早起きよりも早寝だということに気づくと思います。みなさん「早起きをがんばります」と言いますが、早起きはがんばるものではありません。強いて言うなら、がんばりどころは早起きよりも早寝なのです。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

南アCPI、5月は前年比+2.8% 前月から横ばい

ビジネス

日鉄、米子会社売却で事業再編損失2300億円 第1

ビジネス

エアバスがパリ国際航空ショーで総額210億ドル受注

ワールド

米、中東基地から一部航空機など移動 イランの攻撃リ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越しに見た「守り神」の正体
  • 2
    イタリアにある欧州最大の活火山が10年ぶりの大噴火...世界遺産の火山がもたらした被害は?
  • 3
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロットが指摘する、墜落したインド航空機の問題点
  • 4
    【クイズ】「熱中症」は英語で何という?
  • 5
    ホルムズ海峡の封鎖は「自殺行為」?...イラン・イス…
  • 6
    下品すぎる...法廷に現れた「胸元に視線集中」の過激…
  • 7
    ロシア人にとっての「最大の敵国」、意外な1位は? …
  • 8
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 9
    「アメリカにディズニー旅行」は夢のまた夢?...ディ…
  • 10
    電光石火でイラン上空の制空権を奪取! 装備と戦略…
  • 1
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロットが指摘する、墜落したインド航空機の問題点
  • 2
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 3
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越しに見た「守り神」の正体
  • 4
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 5
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未…
  • 6
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?.…
  • 7
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 8
    イタリアにある欧州最大の活火山が10年ぶりの大噴火.…
  • 9
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 10
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されず…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 4
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 5
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 6
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 9
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 10
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中