コラム
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

冷泉彰彦

(れいぜい あきひこ)ニュージャージー州在住。作家・ジャーナリスト。プリンストン日本語学校高等部主任。1959年東京生まれ。東京大学文学部卒業。コロンビア大学大学院修士(日本語教授法)。福武書店(現ベネッセコーポレーション)勤務を経て93年に渡米。

最新刊『自動運転「戦場」ルポ ウーバー、グーグル、日本勢――クルマの近未来』(朝日新書)が7月13日に発売。近著に『アイビーリーグの入り方 アメリカ大学入試の知られざる実態と名門大学の合格基準』(CCCメディアハウス)など。メールマガジンJMM(村上龍編集長)で「FROM911、USAレポート」(www.jmm.co.jp/)を連載中。週刊メルマガ(有料)「冷泉彰彦のプリンストン通信」配信中。

プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

サウジ・イラン断交は原油価格上昇を狙った「一種のヤラセ」

 新年早々、サウジアラビアのサルマン国王は、かねてより死刑判決の出ていたシーア派指導者を処刑しました。この処刑がイランを激怒させることは承知

2016.01.05
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

「トランプ旋風」は多様化社会に抵抗する保守層の悪あがき

 2015年もそろそろ幕を閉じ、大統領選の年2016年を迎えようとしているアメリカですが、依然として「トランプ旋風」が吹き荒れています。その

2015.12.24
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共和党予備選で盛り上がる「政権交代外交」否定論

 共和党の大統領候補予備選では、依然として「トランプ旋風」が続いています。今月初めのカリフォルニア州での銃乱射テロ事件、それを受けた形でトラ

2015.12.22
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

「夫婦別姓議論」に時間をかける余裕はない

 いわゆる「夫婦別姓反対論」の問題については、以前にもこの欄で「アメリカの宗教保守派」との比較をしながらお話をしました。  アメリカの保守派

2015.12.17
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

軽減税率をめぐる、日本とアメリカの常識の違い

 アメリカの場合、まず消費税というのは国の税金としてはありません。多くの場合は州税で、税率も軽減税率制度も州によって異なります。中には郡や市

2015.12.15
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

暴言大炎上でも共和党の「トランプ降ろし」が困難な理由

 今週飛び出したドナルド・トランプの「すべてのイスラム教徒のアメリカ入国を拒否すべきだ」というコメントは、与野党一体となっての非難の大合唱に

2015.12.10
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

「イスラム教徒の入国禁止」を提案、どこまでも調子に乗るトランプ

 先週ロサンゼルス郊外で発生した乱射テロ事件は、まだまだ真相の解明には程遠い状況が続いていますが、アメリカの各メディアは連日のようにトップニ

2015.12.08
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

乱射事件、「イスラム教徒の容疑者」に苦悩するアメリカ

 今週2日、ロサンゼルス近郊のサンベルナルディーノにある福祉施設で発生した銃乱射事件は、14人の犠牲者を出すという規模の大きさが全米に衝撃を

2015.12.04
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中絶医療施設への銃撃テロ、保守派が抱える闇

 先週末、コロラド州コロラドスプリングスにある医療施設が銃で武装した男に襲撃され、警官隊との銃撃戦が発生。警官1人を含む3人が死亡する惨事と

2015.12.01
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シリア情勢に影を落とすロシアとトルコの歴史的確執

 今週トルコとシリアの国境付近のおそらくはシリア上空で、ロシア空軍のスホイ24(Su-24、後期型のタイプM)戦闘爆撃機がトルコの領空を侵犯

2015.11.26
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2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

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