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余裕の日本 アストラ製ワクチン使わないなら即座に途上国に放出を
インド株の脅威が迫り、アストラゼネカ製も含むワクチン接種を急ぐイギリス人 Baz Ratner-REUTERS
英ではインド変異株の占有率が早くも50%を超え、ますますワクチン接種が加速するが、日本はどうか
[ロンドン発]英緊急時科学的助言グループ(SAGE)は21日、英変異株より最大で50%も感染力が強いとされるインド変異株(B.1.617.2)が感染者1人から新たに1.64人(実効再生産数)に感染し、5月中旬にすでに英国内の"占有率"が50%を超えていると分析する報告書を公開した。
4月初めにはゼロだっただけに恐ろしいスピードでインド変異株が拡大していることが分かる。3カ月以上に及ぶロックダウン(都市封鎖)やワクチン展開で通常株より感染力が最大で70%も強い英変異株の勢いは完全に衰えたとは言え、インド変異株の感染者は1週間もしないうちに倍々ゲームで増え、あっという間に3千症例を超えた。

イギリスで1回目の接種を済ませたのは大人の70%超に当たる3751万8614人。このうち2165万9783人が2回目も済ませた。新たな入院患者は横バイ、1日当たりの死者は1人か2人という日も出てきたが、用心するに越したことはない。イギリスは変異株の拡大を調べるため陽性検体のゲノム解析だけでなく全国の70%の地域で下水もモニターしている。
ボリス・ジョンソン英首相とマット・ハンコック保健相はワクチンがインド変異株を含むすべてのコロナウイルスに有効だとの確信は強まっていると力を込める。インド変異株の感染拡大を抑え込むため50歳以上への2回目の接種を加速させるとともに、インド変異株が流行する地域では2度の接種期間を12週間から8週間に短縮した。
秋に予定される3回目のブースターワクチンについても英サウサンプトン大学で2回接種を済ませた数千人を対象に世界初の臨床試験を開始する。すでに7候補が出そろった。イギリスはコロナ危機をきっかけに政治と科学、大学、製薬会社、NHS(国民医療サービス)、チャリティーが一体となって「科学の超大国」を目指し始めた。科学予算も倍増する。
日本はアストラ製承認すれど当面は使用せず
日本の厚生労働省は21日、米モデルナ製と英アストラゼネカ(AZ)製のワクチンを正式に特例承認した。しかしAZ製ワクチンについては血小板減少を伴う血栓症の副反応が報告されているとして当面使用を見送った。共同通信によると専門家から「イギリスでかなりの接種実績があり、効果も確認されている。選択肢として排除すべきでない」との指摘が出た。
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