豪CPI、11月は前月比横ばい コア高水準続き利上げリスク高まる
写真は、オーストラリア・シドニーで2025年7月10日撮影。REUTERS/Hollie Adams
[シドニー 7日 ロイター] - オーストラリア統計局が7日発表した2025年11月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前月比が横ばい、前年比が3.8%から3.4%に鈍化した。一方、コアインフレ率はなお高水準で、市場では早ければ来月にも利上げが実施されるリスクがあるとみている。
総合指数の市場予想はそれぞれ0.3%と3.7%だった。
コアインフレ率の指標として注目されるトリム平均値は前月比0.3%。前年比は3.2%だった。昨年10月の3.3%から鈍化し、予想の3.3%を下回ったが、オーストラリア準備銀行(中央銀行)の目標レンジである2─3%をなお上回っている。
豪ドルは発表後に一時下落したが、その後0.6734米ドルまで戻した。3年債先物は5ティック上昇後、上げ幅を縮小した。
市場では中銀が2月に利上げを余儀なくされるリスクは33%あるとみられている。
11月は住宅価格が家賃と新築住宅の伸びにけん引され、1.1%上昇し、インフレ圧力が根強いことを示唆した。
オックスフォード・エコノミクスの経済調査責任者ハリー・マーフィー・クルーズ氏は「中銀は新たに発表した月次CPIの特性を消化しつつ、金利動向の判断材料として四半期ごとの指標に引き続き注目する」とし、今月末に発表される次回のデータでトリム平均値が3.2%を上回ると、中銀が2月上旬の理事会で利上げに踏み切ると予想した。
豪4大銀行のうち、コモンウェルス銀行(CBA)とナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は、来月に利上げがあると予想している。
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