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日本の酷暑にも負けていない、この夏のイギリスの熱波
雨で散々な目に遭ったのは、イギリスにいるよりもむしろ日本にいたときだ。イギリス人の友人にもよくそのことを話して聞かせている(新潟からの夜行フェリーに乗る直前に大雨でびしょ濡れになったこととか、まるで家から服ごとシャワーを浴びてきたような格好で友人の結婚式に現れた最悪の体験、とか)。
イギリスではそこまでの雨は降らないし、雨が適切に「配分され」てもいない。イギリス南東部は最も雨が少ない地域だが、人口のほとんどが集中する地域でもある。要するにこの地域にロンドンがあるからなのだが、南東部一帯の町々で急速な人口増加が続いている(でも、それに伴って雨も増加するなどということはない)。
つまり、ある時点で僕たちは本当の危機に直面するだろう。好材料は、まだ引き締められる部分がたくさんあるということ(イギリスは水の浪費がとても多い)。悪材料は、水資源を効率的に利用して得られる効果を打ち消すほど、人口増加が急激なことだ。
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