- HOME
- コラム
- Edge of Europe
- 日本の酷暑にも負けていない、この夏のイギリスの熱波
日本の酷暑にも負けていない、この夏のイギリスの熱波
雨で散々な目に遭ったのは、イギリスにいるよりもむしろ日本にいたときだ。イギリス人の友人にもよくそのことを話して聞かせている(新潟からの夜行フェリーに乗る直前に大雨でびしょ濡れになったこととか、まるで家から服ごとシャワーを浴びてきたような格好で友人の結婚式に現れた最悪の体験、とか)。
イギリスではそこまでの雨は降らないし、雨が適切に「配分され」てもいない。イギリス南東部は最も雨が少ない地域だが、人口のほとんどが集中する地域でもある。要するにこの地域にロンドンがあるからなのだが、南東部一帯の町々で急速な人口増加が続いている(でも、それに伴って雨も増加するなどということはない)。
つまり、ある時点で僕たちは本当の危機に直面するだろう。好材料は、まだ引き締められる部分がたくさんあるということ(イギリスは水の浪費がとても多い)。悪材料は、水資源を効率的に利用して得られる効果を打ち消すほど、人口増加が急激なことだ。
【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>
英首相邸への放火はロシアの危険な新局面? いや、「原点回帰」だ 2025.06.04
僕とクソダサいマイカップの抱腹絶倒で数奇な運命 2025.05.31
選挙前だけ大衆受けを狙い、当選後は本性を現す...わけではなかったスターマー英首相 2025.05.20
改めて問い直す「ヨーロッパ」とは何か...いま浮上する「本当の問題」とは? 2025.05.08
「欧州のリーダー」として再浮上? イギリスが存在感を取り戻す理由 2025.05.05
「生物学的女性が、女性である」が画期的判決になってしまう時代 2025.05.02