自由都市・香港から抗議の声が消えた...入港した中国空母「山東」を見る香港人の心情やいかに

空母「山東」を眺める香港市民 AP/AFLO
<国家安全維持法制定から5年が経ち、自由が大きく制限された香港に、「愛国心」を掲げる中国空母「山東」が初入港した。かつて繁栄を謳歌した「自由都市」の未来とは>
7月3日、中国の国産空母「山東」が香港に初入港するのを市民が高台から見つめる。
イギリスからの返還28周年となる7月1日に合わせた寄港の目的は「愛国心の高揚」。
国家安全維持法の制定から5年がたち、自由が抑圧された香港で、もはや抗議の声は上がらない。
最後の民主派政党もこの直前に解散。かつての自由都市は歴史のかなたに消えてしまった。

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