イスラエル中銀、政策金利4.5%に据え置き 地政学リスクで12会合連続

イスラエル銀行(中央銀行)は7日、地政学的な不確実性が高まっていることを背景に、政策金利を4.50%に据え置くと決定した。金利据え置きは12会合連続。(2025年 ロイターNir Elias/)
[エルサレム 7日 ロイター] - イスラエル銀行(中央銀行)は7日、地政学的な不確実性が高まっていることを背景に、政策金利を4.50%に据え置くと決定した。金利据え置きは12会合連続。
中銀は、インフレは5月に鈍化したものの、なお目標水準を上回っていると指摘。声明で「地政学的不確実性を踏まえ、金利の道筋はインフレ率の目標レンジへの収束、金融市場の安定、経済活動、財政政策に応じて決定される」とした。
ロイターが調査したアナリスト11人のうち10人が金利据え置きを予想。1人がイランとの交戦が12日間で終結したことでイスラエルのリスクプレミアムが低下し、通貨シェケルが急騰したことを理由に0.25%ポイントの利下げを予想していた。
インフレ率 は5月に3.1%と、前月の3.6%から鈍化したものの、政府が目標とする1─3%は上回っている。
中銀は、インフレ率は向こう数カ月で目標レンジに収まり、1年後にはレンジの中央値付近に落ち着くと予想。同時に、地政学的な情勢や世界の交易条件悪化など、インフレ見通しに影響を及ぼす可能性のあるリスクも残っているとの認識を示した。
第1・四半期の成長率は年率換算3.7%。2024年はイスラム組織ハマスとの戦闘が重石になり、成長率は1%にとどまっていた。