日本と韓国に25%の関税、トランプ氏表明 8月1日から

トランプ米大統領は7日、8月1日から、日本と韓国からの輸入品に対し25%の関税を課すと表明した。自身のソーシャルメディアに投稿した。写真は4月2日撮影(2025年 ロイター/Carlos Barria)
[ワシントン/ブリュッセル 7日 ロイター] - トランプ米大統領は7日、日本と韓国からの輸入品に対し、8月1日から25%の関税を課すと表明した。自身のソーシャルメディアに両国に宛てた関税に関する書簡を公開した。米政権が貿易相手国に新たな課税措置を通知する12通の書簡のうち、最初の2通となる。
トランプ大統領は書簡で「あなた方が何らかの理由で関税を引き上げる決断をすれば、引き上げの数字がどのようなものであれ、関税はわれわれが課す25%に上乗せされることになる」と言明した。
日本に対する関税は、4月に発表された24%から引き上げられた。韓国については当初発表と同じ水準。
トランプ氏の発表に対し、現時点で日本と韓国の大使館は反応していない。
トランプ氏はその後、マレーシアとカザフスタンに25%、南アフリカに30%、ラオスとミャンマーに40%の関税をそれぞれ課すと発表した。
欧州連合(EU)関係筋はこの日、ロイターに対し、EUには関税を巡る書簡は送付されないとの見方を示した。
トランプ氏の発表を受け、米株式市場は下落。トヨタ自動車とホンダの米上場株はともに約4%安となった。