米、シリア「シャーム解放機構」のテロ指定解除 国務長官が6月に署名

トランプ米政権が、シリアのシャラア暫定大統領が率いた旧反体制派「シャーム解放機構」(HTS、旧ヌスラ戦線)に対する外国テロ組織指定を解除したことが7日、分かった。指定解除のメモは6月23日付で、ルビオ国務長官が署名。8日に正式に公表される前に連邦官報の予告版に掲載された。4月25日、ニューヨークの国連本部で撮影(2025年 ロイター/Eduardo Munoz )
[ワシントン 7日 ロイター] - トランプ米政権が、シリアのシャラア暫定大統領が率いた旧反体制派「シャーム解放機構」(HTS、旧ヌスラ戦線)に対する外国テロ組織指定を解除したことが7日、分かった。
指定解除のメモは6月23日付で、ルビオ国務長官が署名。8日に正式に公表される前に連邦官報の予告版に掲載された。
ルビオ氏はメモに「司法長官と財務長官と協議し、HTSとしても知られるヌスラ戦線に対する外国テロ組織指定を解除する」と記している。
この件に関して、シリア外務省は今のところコメントしていない。
トランプ大統領は6月30日、シリアに対する制裁を終了する大統領令に署名している。