ヤゲオ、芝浦電子へのＴＯＢ価格を7130円に再引き上げ

台湾の電子部品メーカー、ヤゲオは８月２３日、芝浦電子への株式公開買い付け（ＴＯＢ）について、買い付け価格を従来の１株６６３５円から７１３０円に引き上げると発表した。写真は高雄にあるヤゲオの工場入口に掲げられたロゴ。６月６日撮影（２０２５年　ロイター/Wen-Yee Lee）

Kentaro Okasaka

[東京 ２３日 ロイター] - 台湾の電子部品メーカー、ヤゲオは２３日、芝浦電子への株式公開買い付け（ＴＯＢ）について、買い付け価格を従来の１株６６３５円から７１３０円に引き上げると発表した。買い付け期間も９月４日から同８日に延長する。

ホワイトナイト（友好的な買収者）として芝浦電子にＴＯＢを行っているミネベアミツミが１４日に買い付け価格をヤゲオと同額の６２００円に引き上げたのを受け、ヤゲオは２１日、これを上回る６６３５円に引き上げると発表していた。

ミネベアミツミは２１日、芝浦電子へのＴＯＢ価格について、６２００円から引き上げない方針を明らかにしている。

ヤゲオは、再度の価格引き上げは両社の統合によるシナジー（相乗効果）の可能性に対する確固たる信念などを反映しているとコメントした。