「おもてなしの国」は幻想だった...外国人の私が痛感した「うるさい邪魔者」扱い
トラブルがありつつ楽しく観光・買い物しても、最後には最悪の成田空港が待ち受ける。夕方以降はほとんどの店やレストランが閉店していて、訪日客たちは長時間、腹ペコで過ごさないとならない。その上、空港の係員に英語で質問すると、日本人客には丁寧だった係員が、外国人にはあごと手で方向を指し示す。ヨーロッパや中南米に慣れたツアーガイドも、さすがにこんな対応の悪い飛行場は珍しいとあきれていた。
もちろん素敵な笑顔でサービスしてくれる日本人もいたし、全ての日本人の対応がひどいわけではない。特に働く若者たちの対応は素晴らしいものがある。それに世界のどこにも完璧な国はない。
ただ外国人観光客の目線で日本を体験してみると、少なくとも今の日本は「おもてなしの国」ではないどころか、訪日客を大いに迷惑がっているようだ。言葉が通じない、うるさい、邪魔だと思われていると、たった1週間のツアーの間に何度も感じることとなった。
コロナで事実上鎖国状態だった3年の間、日本は内向きの国になってしまったのだろうか。政府はインバウンドによる経済効果に甘い期待をしないほうがよさそうだ。
石野シャハラン
SHAHRAN ISHINO
1980年イラン・テヘラン生まれ。2002年に留学のため来日。2015年日本国籍取得。異文化コミュニケーションアドバイザー。YouTube:「イラン出身シャハランの『言いたい放題』」 Twitter:@IshinoShahran
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