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「2国家解決」は幻想だったのか?...「10月7日」から振り返る、イスラエルとパレスチナの「終わりなき混沌の歴史」
ガザは2005年までイスラエルが軍事占領していたが、当時のアリエル・シャロン首相は軍事的負担などへの懸念から、撤退を行った。パレスチナ自治政府では2006年、議会に当たる評議会選挙でハマスが勝利した。
だが、それまで実権を握ってきた主流派の政治組織ファタハや欧米諸国は反発し、パレスチナは内乱状態に陥った。そしてハマスは2007年、軍事力を通じてガザを掌握。ガザはイスラエルに周囲を封鎖され、「世界最大の監獄」と化した。
2国家解決の理想と現実
2007年以来、ハマスとイスラエルは武力攻撃の応酬を繰り返してきた。ハマスによる2023年10月の大規模攻撃の背景には、イスラエルとアラブ諸国の接近があるとみられる。
イスラエルとアラブ諸国はパレスチナ占領をめぐり長らく対立関係にあった。しかし第1次トランプ米政権が2020年、イスラエルとUAE(アラブ首長国連邦)などアラブ諸国の国交正常化(アブラハム合意)を仲介し、焦点は中東の盟主サウジアラビアとイスラエルの国交正常化に移った。
バイデン米政権もイスラエルとサウジアラビアの国交正常化を後押しし、好感触を得ていた矢先に起きたのが2023年のハマスの攻撃だった。ハマスとしてはイスラエルとサウジアラビアの国交正常化を防ぎたい狙いがあったとされる。
ハマスは政治部門と軍事部門に分けられるが、イスラエルによる1年半以上にわたる攻撃で、軍事部門はほぼ崩壊。最高幹部イスマイル・ハニヤ、後継のヤヒヤ・シンワールも殺害され、政治組織としても弱体化した。
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