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「2国家解決」は幻想だったのか?...「10月7日」から振り返る、イスラエルとパレスチナの「終わりなき混沌の歴史」
イスラエルの空爆で破壊された住宅で負傷者を捜索する人たち(今年4月、ガザ北部)MAHMOUD ISSAーREUTERS
<ガザ攻撃で長年の争いはさらなる袋小路に...イスラエルとパレスチナだけで紛争を解決することはもはや不可能>
中東情勢は2023年10月7日、大きな分岐点を迎えた。パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスがイスラエルに大規模な越境攻撃を仕掛け、ガザ戦争が勃発したのだ。
ガザの死者数は5万人を超え、イスラエルは一時、200人以上を人質に取られた。
イスラエルは大規模な報復攻撃を展開し、2023年11月と2025年1月の2度の一時停戦を挟み、現在も攻撃を続けている。イスラエル人とパレスチナ人は相互不信に陥り、和平に向けた歩みは見通せない。
パレスチナ問題の起源は諸説あるが、大きな出来事の1つは1948年のイスラエル建国だ。第2次大戦中のヨーロッパで600万人とされるユダヤ人が虐殺されたホロコーストを機に、ユダヤ人国家建設を求める声が国際的に高まった。
現在のイスラエル・パレスチナ領土を統治していたイギリスは1947年2月、パレスチナ統治を国連に委ねると宣言。11月には国連総会で土地を2分割する「パレスチナ分割決議」が採択され、イギリスは1948年5月に統治を終了、イスラエルが独立を宣言した。
これにアラブ側が反発して第1次中東戦争が勃発。勝利したイスラエルが現在の領土の基礎となる部分を獲得した一方、70万人のパレスチナ人が住む場所を追われて難民となった(パレスチナ人はこれを、アラビア語で大惨事を意味する「ナクバ」と呼ぶ)。
イスラエルは1967年の第3次中東戦争でも領土を広げ、現在のガザやヨルダン川西岸などを占領した。その抵抗運動として発足したのがハマスだ。
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