トランプ氏は「酒依存症のような性格」、米誌インタビューで側近
写真はワイルズ首席補佐官。ホワイトハウスで9月撮影。 REUTERS/Ken Cedeno
Nandita Bose
[ワシントン 16日 ロイター] - 米誌バニティ・フェアは16日、ホワイトハウスのワイルズ首席補佐官のインタビュー記事を掲載した。ワイルズ氏は飲酒しないトランプ大統領について、「アルコール依存症のような性格」で、敵と見なす人物に対して復讐心を抱くと評した。
同氏は、アルコール依存症の父親のもとで育ったことが「大きな個性」を持つ人に対応する準備になったと説明。トランプ氏は酒を飲まないが、「できないことは何もない。ゼロだ」という考えで行動していると指摘した。
また、バンス副大統領について、「10年間、陰謀論者だった」と述べたほか、実業家イーロン・マスク氏が国際開発局(USAID)を解体した方法や、富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関する文書公開計画へのボンディ司法長官の当初の反応を批判した。
ワイルズ氏はXへの投稿で、「私と史上最高の大統領、ホワイトハウスの職員、閣僚に対する不誠実な中傷記事だ」と主張。重要な文脈を省略し、否定的な物語を作り上げるために発言を選択的に引用していると訴えた。
ワイルズ氏を「世界で最もパワフルな女性」と常々評しているトランプ氏は16日、米紙ニューヨーク・ポストに対し、ワイルズ氏を全面的に信頼していると語った。ワイルズ氏が自身を「アルコール依存症のような性格」と評したのは正しいと述べ、「独占欲が強く、依存しやすい」性格だと説明した。
バンス氏もペンシルベニア州で記者団に対し、ワイルズ氏が大統領の面前でも面前以外でも一貫性と誠実さを持っていると称賛し、同氏を擁護した。
ワイルズ氏との間で自身が陰謀論者だと、よく冗談を言っていると述べた。





