コラム

内向的な作家が内向型人間の強みを語り尽くす/forsake(見放す)

2018年10月31日(水)13時00分

www.ted.comより

【今週のTED Talk動画】
The power of introverts
https://www.ted.com/talks/susan_cain_the_power_of_introverts

登壇者:スーザン・ケイン

現代社会では、内向的な人は不利な立場に置かれている。外向的な人は上手く立ち回るため、仮にそれが一番良いアイデアでなかったとしても、例えば会議の場などで自分たちのアイデアを通すことができる。また、外向的な人はリーダーとして選ばれることも多い。たとえ内向的な人のほうがリーダーとしてより良い結果を出すことができたとしてもだ。

このTEDトークでは作家スーザン・ケインが内向性の正しい定義を述べながら、その特徴を持つ人の強みを説明している。また、内向的な人から何を学べるか、そしてそれをもっと深く考える方法についても紹介している。人間は皆同じではなく、だからこそそれぞれの違った特徴やスタイルを認めて評価すべきだということを改めて意識させるTEDトークとなっている。


キーフレーズ解説

forsake
見放す
(動画2:20より)

何かをforsakeすると言うと、それを見捨てる、あるいは見放すという意味になります。この言葉はかなり強いニュアンスを持ちますが、ケイン氏はサマーキャンプで持って来た本を読めなかったという話をする際にforsakeを使っています。ここでは彼女はわざとドラマチックに誇張して表現しているようです。

ここでいくつかこの表現を用いた例を紹介します:

●In order to save money, the bride decided to forsake her plans for a large wedding.
(お金を節約するために、その花嫁は大規模な結婚式を挙げる計画を捨てる決意をしました)

●He is going to forsake his participation in football until he can improve his grades.
(学校の成績を上げるまで、彼はフットボールの参加を辞退します)

●The husband promised his wife that he would never forsake her.
(夫は妻に、絶対に彼女を見捨てないことを約束した)

プロフィール

ロッシェル・カップ

Rochelle Kopp 異文化コミュニケ−ション、グローバル人材育成、そして人事管理を専門とする経営コンサルタント。日本の多国籍企業の海外進出や海外企業の日本拠点をサポートするジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社の創立者兼社長。イェ−ル大学歴史学部卒業、シガゴ大学経営大学院修了(MBA)。『シリコンバレーの英語――スタートアップ天国のしくみ』(IBC出版)、『日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?』(クロスメディア・パブリッシング)、『反省しないアメリカ人をあつかう方法34』(アルク)など著書多数。最新刊は『日本企業がシリコンバレーのスピードを身につける方法』(共著、クロスメディア・パブリッシング)。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

米議員、トランプ政権のベネズエラ船攻撃巡り新たな決

ワールド

トランプ氏、バイデン氏の「自動署名文書」を全面無効

ワールド

ヘグセス長官、米軍の「麻薬船」追加攻撃を擁護 生存

ビジネス

日経平均は続伸で寄り付く、米株高を好感 一時400
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大気質指数200超え!テヘランのスモッグは「殺人レベル」、最悪の環境危機の原因とは?
  • 2
    トランプ支持率がさらに低迷、保守地盤でも民主党が猛追
  • 3
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇気」
  • 4
    若者から中高年まで ── 韓国を襲う「自殺の連鎖」が止…
  • 5
    海底ケーブルを守れ──NATOが導入する新型水中ドロー…
  • 6
    コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置…
  • 7
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 8
    「世界一幸せな国」フィンランドの今...ノキアの携帯…
  • 9
    22歳女教師、13歳の生徒に「わいせつコンテンツ」送…
  • 10
    もう無茶苦茶...トランプ政権下で行われた「シャーロ…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 5
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 8
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 9
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 10
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story