コラム

ワーク・ライフ・バランスに関する1つの重要な指摘/address(対処する)

2018年12月03日(月)11時35分

www.ted.comより

【今週のTED Talk動画】
How to make work-life balance work
https://www.ted.com/talks/nigel_marsh_how_to_make...

登壇者:ナイジェル・マーシュ

作家であり、スピーカーであるナイジェル・マーシュはこのTEDトークを、自らの体験談で始めている。彼は典型的な企業戦士で、働きすぎ、飲みすぎ、家族に十分な注意を払っていなかった。そんな生活を改善するために職場を離れて家族と一緒に過ごすことを決めたが、そんな生活を続ける中でお金が底をつき、余儀なく仕事に戻らなければならなかった。

仕事を100%からゼロ%にし、その後もう一度働き出して7年間、どうやって仕事と私生活のバランスを取ればいいかを彼はずっと考えていた。このトークの内容はそうした彼の経験と思考の産物である。

ワーク・ライフ・バランスについては多くの記事が書かれてきたが、彼はこれまで示されてこなかったポイントについてここで触れている。多くの人は自分の仕事を好んでいない、ということだ。結論として、彼は皆、自分の人生に責任を持たなければならないという重要な指摘をしてこのトークを締めくくる。

キーフレーズ解説

address
対処する
(動画0:56より)

英語が難しい理由の1つに、1つの単語に複数の意味があることが挙げられます。addressの場合、名詞では「住所」という意味がある一方、「話し方」や「演説」といった意味も持ちます。動詞の場合、「住所を書く」「話しかける」「演説をする」といった意味を持ちますが、今回の場合は「対処する」や「取り組む」の意味で使われています。

何かの問題や課題や悩みを解決しようとしたり、問題提起に応じたりするときに使われます。このトークでは、マーシュ氏はワーク・ライフ・バランスという課題をaddressすると決意したことを話します。

ここでいくつかこの表現を用いた例を紹介します:

●The committee is looking into ways to address the issue.
(委員会はその課題を対処する方法を探っています)

●The mayor is trying to find new ways to address homelessness.
(市長はホームレスに対処するための新しい方法を見つけようとしています)

●If we don't do something to address climate change, we will experience more and more disasters.
(環境変化に対処するための行動を起こさなければ、より多くの災害が起こることになります)

プロフィール

ロッシェル・カップ

Rochelle Kopp 異文化コミュニケ−ション、グローバル人材育成、そして人事管理を専門とする経営コンサルタント。日本の多国籍企業の海外進出や海外企業の日本拠点をサポートするジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社の創立者兼社長。イェ−ル大学歴史学部卒業、シガゴ大学経営大学院修了(MBA)。『シリコンバレーの英語――スタートアップ天国のしくみ』(IBC出版)、『日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?』(クロスメディア・パブリッシング)、『反省しないアメリカ人をあつかう方法34』(アルク)など著書多数。最新刊は『日本企業がシリコンバレーのスピードを身につける方法』(共著、クロスメディア・パブリッシング)。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

ミネソタ州に兵士1500人派遣も、国防総省が準備命

ワールド

EU、1080億ドル規模の対米報復関税検討 グリー

ワールド

対ロ和平、ダボス会議で米との協議継続へ ウクライナ

ワールド

米はグリーンランド管理必要、欧州の「弱さ」が理由=
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰に地政学リスク、その圧倒的な強みとは?
  • 2
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 3
    DNAが「全て」ではなかった...親の「後天的な特徴」も子に受け継がれ、体質や発症リスクに影響 群馬大グループが発表
  • 4
    シャーロット英王女、「カリスマ的な貫禄」を見せつ…
  • 5
    AIがついに人類に「牙をむいた」...中国系組織の「サ…
  • 6
    「リラックス」は体を壊す...ケガを防ぐ「しなやかな…
  • 7
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 8
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 9
    中国ネトウヨが「盗賊」と呼んだ大英博物館に感謝し…
  • 10
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 6
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 7
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 8
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 9
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 10
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story